ピッツバーグ・スティーラーズのランニングバック（RB）リビオン・ベルは今年、同チームがプレーオフで敗退した主な理由の一つが自身の鼠径部（そけいぶ）の負傷だったと述べていた。その負傷箇所については当初、手術を回避してリハビリにだけ取り組んでいたベルだったが、今年の3月に入ってから体幹筋肉の手術を受ける決意を固めている。

そんなベルはフランチャイズタグを付与されてから今オフシーズンのワークアウトを欠席しており、フィールド上でその姿は見られていない。

しかしながら、今週末にバスケットボールをプレーする動画が撮影されていたことからもベルの術後経過は良好であることが分かる。

その動画内でのベルは相手ディフェンスを素早い動きでかわしてシュートにまで持ち込んでいる。この動きだけで詳細な診断が行えるわけではないが、7月後半に始まるチームのトレーニングキャンプからはベルが元気に登場してくれるだろう。

スティーラーズとベルは来月17日（月）まで複数年契約の交渉をすることが可能だが、ベルにはまた、タグによって2017年を1,210万ドル（約13億5,300万円）でプレーするという選択肢もある。