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ベンガルズLBバーフィクトがあわや乱闘騒ぎ

2017年08月02日(水) 12:45


ベンガルズのボンタゼ・バーフィクト【Perry Knotts via AP】

いくつかのチームと同様に、シンシナティ・ベンガルズもまたシーズン開幕に向けて練習から相当な気合いが入っていたようだ。

現地1日(火)、ベンガルズのトレーニングキャンプ地で選手同士の乱闘騒ぎが生じた。この時期に各選手がヒートアップしやすいのは言うまでもないだろう。

キャンプでの練習中、ラインバッカー(LB)ボンタゼ・バーフィクトがスクリメージラインでランニングバック(RB)ジョバニ・バーナードと対峙した際、バーフィクトはバーナードの膝とふくらはぎ部分を抱え込むようにしてタックルを入れた。昨年11月にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を損傷していたバーナードゆえに冷や汗が出るような場面だったが、今回は何事もなかったようだ。

このヒットには攻撃陣からの激しい非難が浴びせられた。プレーを撮影していたビデオの中では、数十人の選手が集まって乱闘騒ぎとなる前にRBコーチのカイル・キャスキーが一目さんにその場へと駆け寄ってバーフィクトに説教する場面も捉えられている。

『ESPN.com』によると、タイトエンド(TE)タイラー・アイファートもバーフィクトに対しては怒りを示していたとのこと。

しかしながらこの練習後、バーフィクトとバーナードの2人が笑い合う姿が目撃されている。地元紙『The Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイヤラー)』によると、バーナードは記者に対して「(バーフィクトは)すべっただけだ」と語っていたようだ。

今回のヒットがよい例となるが、攻撃選手のどこにフルスピードのタックルをいれるべきか、LBの選手にとっては悩ましいところなのだ。頭部付近へのヒットは重大なペナルティが科されるため、守備選手たちは相手の低い部分を狙わざるを得ない。今回のバーフィクトはそれがあまりにも低すぎたというわけだ。バーナードの故障歴を考慮すれば、キャスキーRBコーチやアイファートが激しく抗議するのも当然のこと。ヘッドコーチ(HC)マービン・ルイスはバーフィクトに対して全力で取り組むようにしか指示は出していなかった。重大な副作用を引き起こさないよう、バーフィクトはメリハリをつけることの重要性を今回の件から学ぶ必要がありそうだ。