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レイブンズ、キャパニック獲得問題にいまだ結論が出ず

2017年08月03日(木) 09:35

ボルティモア・レイブンズ【Kirby Lee/NFL】

ボルティモア・レイブンズはいまだクオーターバック(QB)コリン・キャパニック獲得について逡巡(しゅんじゅん)しているようだ。同チームのジェネラルマネジャー(GM)オジー・ニューサムは現地2日(水)に下記の声明を発表した。

「われわれはまだそのプロセスの中にあり、最終決定はまだ。(オーナーの)スティーブ・ビスコッティはレイブンズがコリン・キャパニックと契約不可能であるとは伝えてきていないし、この動きを止めようとはしていない。誰が流したのであれそういった報道は誤りだ」

エースQBジョー・フラッコが腰を負傷したのを受け、レイブンズがフリーエージェント(FA)のキャパニック獲得について言及してから1週間も経っていない2日、『ESPN』はヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーとニューサムGMがキャパニックとの契約に前向きな一方で、同オーナーがこの動きを制限していると報道。GMによる声明はこの報道を受けてすぐに発表されたものだ。

レイブンズの球団社長を務めるディック・キャスは先週末、同チームがキャパニックと直接的な話し合いを行ったことも明らかにしている。キャス球団社長とビスコッティオーナーはチームがベテラン選手や元スーパースター選手のレイ・ルイス、ファン、そして、その他多くのスポンサーに対してキャパニック獲得についての意見を求めたとも述べた。先シーズン、キャパニックが国歌斉唱中に膝をついて社会の不平等を訴えたことで同選手に対する世間の意見は二極化している。

今年3月にサンフランシスコ・49ersをオプトアウトして以降、同選手に正式な関心を示したのはシアトル・シーホークスのみ。キャパニックはシーホークスを訪問して挨拶を交わしたものの、同チームが最終的に選択したのはオースティン・デイビスだった。

レイブンズ加入が決定すれば、トレーニングキャンプの練習でも順調とは言えないバックアップQBライアン・マレットにとって代わる存在となり得るキャパニック。水曜日、ハーボーHCは記者に対してフラッコの腰の治療が順調に進んでおり、“検査結果は全て上向き”であるとも伝えた。フラッコの負傷については3週間前に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが最初に報じている。