テキサンズWRフラーが鎖骨骨折で離脱
2017年08月03日(木) 10:50現地2日(水)、ヒューストン・テキサンズに重大なアクシデントが発生した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによれば、2016年ドラフト1巡目指名選手のワイドレシーバー(WR)ウィル・フラーが練習中に鎖骨を骨折し、復帰時期は未定となったようだ。
『ESPN』が最初にこの動向を報じた。
先シーズン、23歳のWRは92ターゲットでわずか47キャッチにとどまったものの、ヘッドコーチ(HC)ビル・オブライエンの攻撃スキームの中では重要な役割を担っている。テキサンズはフラーにトップクラスの守備的選手を相手にさせ、スターWRのディアンドレ・ホプキンスにはミドルスローにおいて相手セカンダリー陣を崩壊させようとする狙いがあった。
今のフラーに可能なことはリハビリと早期回復への集中のみだ。骨折の度合いが明らかになっていないため、フラーがいつ復帰可能かは定かでない。再度の負傷を予防するため、同様のケガをした選手にとって負傷箇所の強化は非常に重要となる。2015年に元ダラス・カウボーイズのトニー・ロモが2度も鎖骨を骨折した話は有名だろう。
このような状況下、テキサンズはWRブラクストン・ミラーにその大役を任せる意向だ。大学時代にポジションをクオーターバック(QB)からWRへと変更したミラーは2016年のドラフトで3巡目指名と期待されたものの、10試合出場、15パスで99ヤード、1タッチダウンという成績に終わっている。
テキサンズのHCに就任してからというもの、オブライエンはホプキンスに次ぐ相手ディフェンス陣の脅威となるWR育成に苦労している。このタイミングでのフラーの離脱はチームや同HCにとって相当な痛手となったはずだ。