シアトル・シーホークスは現地17日（木）、センター（C）ジャスティン・ブリットと契約延長に合意したことを発表した。

契約は3年間、1,500万ドル（約16億4,000万円）保証のおよそ2,700万ドル（約29億5,000万円）とのことで、ブリットは新契約1年目に1,325万ドル（約14億5,000万円）を獲得する予定だと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報じている。

シーホークスのヘッドコーチ（HC）ピート・キャロルは声明の中で「彼はこのチームのリーダー的存在の選手であり、すばらしいシーズンを送ってきた。ジャスティンはわれわれの下、タックル（T）やガード（G）、そしてCと、3つのポジションをこなしてくれた。彼には一番良いポジションを見つけたと思っている。選手自身の特徴をしっかりと把握し、認識することが重要だし、また、チームメイトとの兼ね合いも大切だった」と語っている。

2014年ドラフト2巡目で指名されたブリットはルーキーシーズンにライトタックル（RT）として16試合に出場。その後はGを経て今のCのポジションに収まり、昨年はCとして15試合に先発出場を果たした。オフェンシブライン（OL）コーチのトム・ゲーブルは2週間前、記者に対してブリットの重要性を次のように述べていた。

「明らかに技術が向上している。ジャスティンは（ポジションでの）動きが良くなった。彼のリーダーシップもよく発揮されている。基礎的なプレーもしっかりこなしながら、1年を通して成長したと思う。ジャスティンはここ1年で多くを学んだはず。彼はゲームの流れを変えられる選手だ」

入団3年目で3つのポジションを経験したブリットはいわば、ゲーブルOLコーチの実験台でもあった。これまでにチームがOLラインに必要とする役割の全てを担ってきたとも言える。オープン市場では彼のような能力値の高いユーティリティプレーヤーが必ず重宝される。シーホークスは少なくとも今後数年の間、ブリットが他チームのユニフォームを着てプレーする可能性を排除することに成功した。