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足の骨折でテキサンズDEワットは今季終了

2017年10月10日(火) 12:57

ヒューストン・テキサンズのJ.J.ワット【AP Photo/Eric Christian Smith】

現地8日(日)に開催されたカンザスシティ・チーフスとのシーズン第5週、ヒューストン・テキサンズのディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットが今シーズン絶望となる大ケガを負った。

ワットはファーストドライブで左足の脛骨(けいこつ)プラトーを骨折。これまでに年間最優秀守備選手賞を3度も獲得しているワットがフィールドに崩れ落ち、苦悶の表情を浮かべた。この後、チームはすぐさま彼を病院へと搬送している。ワットが9日中に受けた手術は無事に成功したようだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じ、靭帯(じんたい)に損傷はなかったようだとも付け加えた。

9日、ヘッドコーチ(HC)のビル・オブライエンはワットの今季が終了したことを明かし、また、同HCは胸部にダメージを受けたラインバッカー(LB)のホイットニー・マーシラスもまた今季絶望となったことも伝えていた。

月曜日の朝、ワットは『Twitter(ツイッター)』上で自身のケガについて投稿している。

「強がることはできない。本当に悲しい思いだ。今はただ、フィールドに出てチームメイトのため、そして、この街のためにプレーしたい。申し訳なく思っている」

ハリケーン“ハービー”がヒューストンの街を襲った際、ワットは積極的に救済活動を行った街の英雄でもある。そんな彼がたとえ大ケガでシーズン絶望となろうが、今後ともコミュニティのリーダーであり続けることに変わりはないだろう。ワットが謝る必要などはどこにもない。

ただし、彼の気持ちを察することもできる。28歳のワットが先シーズンに出場したのはわずか3試合だったのだ。去年は背中、股関節、手などと多くのケガに苛(さいな)まれたワットだが、先週日曜にケガを負った際のワットはこれまで見せた中でも最もつらそうな表情を見せていた。

今回は膝のケガともあり、悪影響がおよぶのは2017年だけにとどまりそうもない。史上最高クラスの守備選手のキャリアがケガによって台無しならないことを祈るばかりだ。

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