素晴らしいパフォーマンスが随所に見られたシーズン第13週には、チームを見事な勝利に導いたニューヨーク・ジェッツのクオーターバック（QB）ジョシュ・マカウンやシアトル・シーホークスQBのラッセル・ウィルソンらが週間MVPに選ばれた。

【AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）】

＜攻撃部門＞

QBジョシュ・マカウン：サムヒューストン州立大学出身のベテランQBであるマカウンはカンザスシティ・チーフス戦の残り2分15秒、自らの足で1ヤードを進めて得点を挙げた。38対31でジェッツが勝利を収めたこの試合でマカウンは331ヤードと3回のタッチダウンを記録し、ジェッツのワイルドカード争いへの希望をつないでいる。

＜守備部門＞

Sエリック・ウェドル：試合を通してデトロイト・ライオンズのQB勢を脅かしたのがボルティモア・レイブンズのセーフティ（S）ウェドルだった。第2クオーターでウェドルがマシュー・スタッフォードをサックしたことがタッチダウンにつながったのみならず、バックアップQBのジェイク・ルドックからは45ヤードのリターンタッチダウンを奪っている。レイブンズはこの試合を44対20の勝利で締めくくった。

＜スペシャルチーム部門＞

Kクリス・ボスウェル：ピッツバーグ・スティーラーズのキッカー（K）であるボスェルはシンシナティ・ベンガルズとの対戦が終了時間を迎えるところで38ヤードからのフィールドゴールを決めている。3度のフィールドゴールと2度のエキストラポイントの試みを全て成功させたボスウェルの活躍もあり、スティーラーズは23対20で白星を挙げた。

【NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）】

＜攻撃部門＞

QBラッセル・ウィルソン：連勝街道を突き進むフィラデルフィア・イーグルスを止めたのが、パス31回中20回を通し、227ヤード、タッチダウン3回を記録したQBウィルソン率いるシーホークスだった。チームメイトのダグ・ボールドウィンは試合後「彼は“ゾーン”に入っていた」と語っている。

＜守備部門＞

DEディーン・ロウリー：タンパベイ・バッカニアーズとの一戦で活躍したグリーンベイ・パッカーズのディフェンシブエンド（DE）ロウリーは、QBジェイミス・ウィンストンがファンブルしたボールをリカバーして62ヤードのリターンタッチダウンを決めた。これで得点を17対7としたパッカーズは、オーバータイムにもつれ込んだゲームを26対20で制している。

＜スペシャルチーム部門＞

Kロビー・ゴールド：サンフランシスコ・49ersのKゴールドを駆り立てたのは復讐か。元所属チームであるシカゴ・ベアーズと対峙したゴールドはこの試合で5回のフィールドゴールを成功させており、それには勝敗を決定づけた24ヤードからのゴールも含まれていた。ベテランキッカーのプレーに支えられ、49ersは15対14でベアーズを下している。

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