スティーラーズRBベル、再びタグ付けなら来シーズン欠場も考慮
2018年01月12日(金) 11:24チームにとってのプレーオフ初戦を目前に控える中、ピッツバーグ・スティーラーズの先発ランニングバック(RB)リビオン・ベルが再びフランチャイズタグの下でプレーする可能性について嫌悪感を示した。
現地11日(木)のチーム練習前、チームが2年連続でフランチャイズタグを付与したらどうするかと問われたベルは『ESPN』のジェレミー・フォウラーに対し、「当然、シーズンの
欠場も考慮する」と答えた。この発言から察するに、ベルはチームに対する“正当な評価”を期待しているようだ。
ベルは「妥協する気はない。自分のやっていることは理解しているし、自分の価値もわかっている。自分が思うような評価をもらえないなら、ここで400回もボールをキャリーする気はない」と語った。
ジャクソンビル・ジャガーズとのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドまで3日となった今、ベルの本音が語られた。タグ付けされた中でのプレーをベルが望んでいないのは周知の事実で、これはタグへのサインを遅らせたベルが今季のトレーニングキャンプとプレシーズンゲームに参加しなかったことからも分かる。2017年の15試合を通じ、ベルはリーグ3位となる1,291ラッシングヤードを記録した。
ベルのタグへの嫌悪感はかなりのものだ。フォウラーに対し、ベルは2018年を欠場した場合は「そのまま現役引退もある」と話し、次のようにコメントした。
「チームが俺にタグ付けしたら、“なるほど。お前はタグの下でプレーしたいか?、それとも、タグの下ではプレーしたくないか”と自問自答するだろう。最後にはそうなる」
「もしフリーエージェントになって俺を解き放ってくれるなら、市場での価値を確かめたい」
ベルのコメントを交渉上の戦略的なものと捉えることもできる。いかなる選手にとってもタグ下でのプレーは好ましいものではないが、リーグナンバーワンとも称されるRBが25歳の若さで現役を引退するなどという話をにわかに信じることはできない。
また、ベルはこのようにも語っている。
「この場所にいられてハッピーだ。金額だけを気にしているわけではない。ただ、真っ当な評価を受けたいだけなんだ。トッド・ガーリーやエゼキエル・エリオット、メルビン・ゴードンといった他のランニングバックたちにとっても、俺がスタンダードとなる評価を受ける必要がある。彼らとしても俺にはそうしてほしいだろう。俺ならそれが可能なはず。今ならそれができるタイミングだし、本当に実行するつもりだ」
11日の午後、ベルは『Twitter(ツイッター)』で来季に向けた心境を明かしている。
I’m trying to win a super bowl…I can care less about what happens after this season…my biggest thing I’m focused on is this team I’m on right now, playing for/with my brothers, & bringing back a 7th ring! what happens next year is irrelevant to my goals
— Le'Veon Bell (@L_Bell26) 2018年1月11日
「スーパーボウルを制覇したい。今はシーズン終了後に何が起こるかについては全く興味がない。チームのことにだけ集中し、チームメイトたちとチーム7つ目のリングを手にするつもりだ! 俺の目標と来シーズンについては関係ない」
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