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【2017年ディビジョナル】昨季リベンジに燃えるファルコンズとNFC第1シードのイーグルスが激突

2018年01月14日(日) 09:48

フィラデルフィア・イーグルスのジェイ・アジャイ【AP Photo/Matt Rourke】

現地13日(土)、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区を制し、ファーストラウンドバイ(1回戦免除)の第1シードでプレーオフに進んだフィラデルフィア・イーグルスが本拠地リンカーン・ファイナンシャル・フィールドにアトランタ・ファルコンズを迎えてディビジョナルラウンドに挑んだ。

昨季のスーパーボウルに出場し、ニューイングランド・ペイトリオッツに逆転負けを喫してリベンジに燃えるファルコンズは、イーグルスが攻撃権を得たオープニングドライブでランニングバック(RB)ジェイ・アジャイのファーストキャリーをつぶし、ファンブルしたボールをリカバーして早々とターンオーバーを成功させる。このチャンスをフィールドゴールにつなげたファルコンズが先制を果たしている。

一方、エースクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツを負傷で欠くイーグルスはレギュラーシーズン終盤戦に引き続きバックアップQBのニック・フォールズが先発し、第1クオーター終盤からの攻撃ドライブでフォールズのパスやアジャイのランを中心に敵陣に前進した。エンドゾーン手前2ヤードからのプレーでフォールズがRBコリー・クレモントにボールを手渡そうとしたところ、直前にクレモントとワイドレシーバー(WR)ネルソン・アゴラーが交錯してしまい、リズムを崩したクレメントは何とかボールを受け取ったものの、ファンブルを喫してフィールドにボールが転がる。慌ててリカバーしたフォールズが相手守備陣のヒットを受けながらもタッチダウンしたかに思われたが、これは無効と判断されて仕切り直し。最後はRBレギャレット・ブラントが1ヤードを押し込んでタッチダウンした。ただ、エキストラポイントに失敗して6点にとどまっている。

その後、ファルコンズの攻撃ドライブをパントに抑えたイーグルスだったが、パントリターンでRBケンジョン・バーナーがキャッチ見送りの合図を出すも、コーナーバック(CB)パトリック・ロビンソンの足にボールがあたり、ディフェンシブエンド(DE)ブライアン・ブレイマンの体に当たった後、ファルコンズのラインバッカー(LB)ラロイ・レイノルズがリカバー。オフィシャルの映像確認を経てイーグルスは攻撃権を失った。

イーグルス陣地18ヤードから好機に恵まれたファルコンズは相手のペナルティでヤードを稼ぎ、最後はQBマット・ライアンが相手ディフェンスに阻まれながらもエンドゾーンに駆け込んでいたRBデボンタ・フリーマンを見つけてパスを通し、6ヤードタッチダウンを成功させている。エキストラポイントも獲得したファルコンズが再びリードを手にしたが、イーグルスは前半終了間際にフィールドゴールを返して1点差に詰め寄った。

後半はどちらのチームも攻撃のリズムがかみ合わずにパントが続き、レッドゾーンには届かなかったものの敵陣を前進したイーグルスがフィールドゴールを成功させて逆転を果たす。ペースを整えきれないファルコンズの一方で、イーグルスは次の攻撃ドライブもテンポよく相手陣地に攻め込み、レッドゾーンに到達した。タッチダウンにはつながらなかったが、フィールドゴールに切り替えて着実に得点を重ねている。

ファルコンズは終盤になってようやくボールが通り始め、レッドゾーンに到達した後、ライアンがエンドゾーンで待つジョーンズに鋭いパスを放つも、ボールはジョーンズが振り上げた両手の間を抜けていき、万事休す。

決してパーフェクトなパフォーマンスとはいかなかったものの、逆転して以降にリードを譲らなかったイーグルスが後半無得点に終わったファルコンズを15対10で下している。