【2017年ディビジョナル】連覇に向けてペイトリオッツが始動、タイタンズと対戦
2018年01月14日(日) 13:48現地13日(土)、ディビジョナルラウンドでニューイングランド・ペイトリオッツとテネシー・タイタンズが対戦した。ワイルドカードでカンザスシティ・チーフスを下したタイタンズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区を制したペイトリオッツの本拠地ジレット・スタジアムに乗り込んでいる。
先制したのはタイタンズ。最初の攻撃ドライブはリズムを築けずにパントに終わったが、クオーターバック(QB)マーカス・マリオタがタイトエンド(TE)デラニー・ウォーカーに36ヤードパスを通した後、自ら11ヤードを走って敵陣に入ると、ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーのランでエンドゾーン手前15ヤードに到達し、マリオタからボールを受け取ったワイドレシーバー(WR)コーリー・デイビスがタッチダウンを決めている。
ペイトリオッツは第2クオーター開始直後にQBトム・ブレイディのフェイクプレーでボールを託されたRBディオン・ルイスが相手ディフェンスに阻まれながらも50ヤードを走ってエンドゾーンに駆け込んだものの、タイタンズ陣地19ヤード地点でルイスがダウンしたと見なされ、タッチダウンは無効、31ヤードパスの成功となった。さらに敵陣を進んだペイトリオッツはブレイディがRBジェームス・ホワイトに5ヤードのタッチダウンパスをつないで同点に持ち込み、さらにホワイトが6ヤードタッチダウンランを決めてリードを築いた。
勢いに乗るペイトリオッツはブレイディの巧みなパスでタイタンズを攻めていき、相手ディフェンスのペナルティもあってレッドゾーンに入った後、ブレイディがエンドゾーンにいたWRクリス・ホーガンを見つけてパスを通し、この試合2度目のタッチダウンパスを成功させる。
タイタンズは前半終了間際にペイトリオッツ陣地に進入したが、ボールがつながらずに追加点を得られなかった。残り17秒で始まったペイトリオッツの攻撃ドライブはキッカー(K)スティーブン・ゴストコウスキーが53ヤードのフィールドゴールに挑戦するも若干ワイドに膨らんでしまい失敗。前半は21対7で折り返し、ペイトリオッツがリードした。
後半に入り、タイタンズはQBマリオタの被サックが増え、なかなか前進できずにパントが続く。一方のペイトリオッツはブレイディがターゲットを変えながら的確なパス回しでタイタンズ陣地を進み、残り2ヤードはRBブランドン・ボルデンが足で稼いでタッチダウン。さらに、ブレイディの25ヤードパスをつないだWRダニー・アメンドーラがポストシーズンではキャリア初となる100ヤード超えを達成した次の攻撃ドライブはブレイディがエンドゾーンで相手守備陣と競り合っていたTEロブ・グロンコウスキーにパスを通し、ここでもタッチダウンを決めている。アメンドーラはこの25ヤードランでポストシーズンではキャリア初となる100ヤード超えを達成しており、グロンコウスキーはポストシーズンのタッチダウン数を通算10回に伸ばした。
タイタンズは終盤、マリオタがWRデイビスに11ヤードパスをつないでタッチダウンを挙げるも、すでに大量リードを築いていたペイトリオッツに追いつくことはかなわず、35対14でペイトリオッツが勝利し、AFCチャンピオンシップへの切符を手に入れている。