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ジャイアンツがプロボウル6度のWRマーシャルを放出

2018年04月20日(金) 09:30


ニューヨーク・ジャイアンツのブランドン・マーシャル【AP Photo/Julio Cortez】

今週初め、ニューヨーク・ジャイアンツのワイドレシーバー(WR)ブランドン・マーシャルは元ダラス・カウボーイズのWRデズ・ブライアントに対して、人数があふれているジャイアンツWR陣には空きがないと助言していた。

今、ジャイアンツにはそのマーシャルのためのスポットがない。

前々からの予想通り、ジェネラルマネジャー(GM)デーブ・ジェトルマンは現地19日(木)にチームがフィジカルチェックに通らなかったマーシャルをリリースしたことを認めた。この動向によってジャイアンツはキャップに510万ドル(約5億5,000万円)分のスペースを確保している。

マーシャルは昨年3月にジャイアンツと2年1,200万ドル(約13億円)で契約を結んだものの、足首の負傷によって先シーズンは5試合のみの出場にとどまった。

31歳だった2015年は穏やかなシーズンを送ったマーシャルだが、2016年には突如として崩れ、ニューヨーク・ジェッツからのリリースを招いた。2017年シーズンもマーシャルはクオーターバック(QB)イーライ・マニングとのコンビネーションで効率の良いパフォーマンスを見せられず、18回のパスで154ヤード(1レシーブ平均8.6ヤード)、タッチダウンは記録しなかった。

最後にクオリティの高いパフォーマンスを披露して以来、約3年が経過した今となって、マーシャルは冷え切った市場に顔を出すこととなった。34歳のWRが過去にNFL情報番組『Inside the NFL(インサイド・ザ・NFL)』に出演していたことを考慮すると、フィールドを去ってテレビスタジオで新たなキャリアを形成する可能性も考えられるだろう。

マーシャルをリリースしたことにより、ジャイアンツのWR陣にはベッカムとスターリング・シェパードに次ぐスポットに空きが出た。フリーエージェント(FA)での移籍先にジャイアンツを熱望するブライアントとの契約の可能性をGMジェトルマンはまだ排除していない。

昨シーズンのサポートは不十分だったものの、今季のQBマニングはWRにベッカムとブライアントを加え、新たにブラインドサイドの保護者となるネイト・ソルダーや来たるドラフトで全体2位指名が濃厚なランニングバック(RB)サクオン・バークリーによって強化された攻撃陣から恩恵を受けるかもしれない。

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