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カウボーイズがOL補強へ、トレードでエーインガーを獲得

2018年08月31日(金) 13:54


パーカー・エーインガー【Ric Tapia via AP】

レギュラーシーズン第1週まであと10日となった今、ダラス・カウボーイズがオフェンシブライン(OL)にもう1枚の戦力を加えた。

カンザスシティ・チーフスはOLマンのパーカー・エーインガーをカウボーイズに放出し、代わりとしてコーナーバック(CB)のシャーバリウス・ウォードを獲得した。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現場の情報筋の話を元に伝えたもの。

2016年ドラフト4巡目でチーフスから指名を受けたエーインガーは、ルーキーイヤーから先発ガード(G)の座を勝ち取りながらも、ACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂によってこのシーズンを短く終えていた。それ以降のエーインガーは膝の故障によってなかなか先発の座を取り戻せず(2017年シーズン第17週だけ先発出場を記録)、ジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチにとっては放出も可能な選手として見られていたようだ。

カウボーイズはインテリアのメンバーとしてエーインガーを温かく迎える。ここ最近のカウボーイズが直面しているセンター(C)の問題は、ジョー・ルーニーがカバーして耐え忍んでいる。そう言っても、NFLでのエーインガーは先発としてGの経験しかない。カウボーイズは新人のコナー・ウィリアムズをオールプロ2度のザック・マーティンの対となる先発レフトガード(LG)とし、エーインガーをウィリアムズのバックアップか、あるいは先発の座を争わせるほうが以前の状況よりは良くなると踏んでいる。エーインガーがCを務めることはないとは思われるが、NFLではクレイジーな事も多々起きてきた。

バックアップのマーカス・マーティンがプレシーズン中につま先の靭帯を断裂したのを受け、今回のトレードが行われたと考えるのが妥当だろう。カウボーイズは新人Gのバックアップに信頼の置けるプレーヤーなしでシーズンを開始したくはなかった。エーインガーの獲得によって、その問題に対する不安が多少は解消されたはずだ。

一方のウォードに関しては、カウボーイズのキャンプ中に潜在能力の高さを垣間見せ、最終的に53名のロースター登録にも含まれると思われていた。しかしながらウォードは今回、プレシーズンを通してセカンダリー陣に不安を抱えていたチーフスへと所属先を変更することとなっている。

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