ウェイバー通過のQBリンチがワークアウト参加へ
2018年09月04日(火) 12:24クオーターバック(QB)パクストン・リンチが正式にフリーエージェント(FA)となった。
デンバー・ブロンコスの元ドラフト1巡目指名選手であるリンチが現地3日(月)にウェイバーを通過した。チームはケビン・ホーガンをウェイバーで獲得した後にリンチをウェイバーにかけている。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地の情報筋の話を元に伝えたものだ。
ブロンコスでの2シーズン以上にわたって成績を残せなかったリンチだが、オープン市場ではある程度のオファーを受けそうだ。ラポポートによると、リンチは今後の数週間以内に複数の球団でワークアウトを行うことが予想されているという。
リンチの新天地となる可能性のある球団としてまず挙げられるのはバッファロー・ビルズだ。ラポポートは今週火曜日にリンチがビルズを訪問すると報じた。ビルズはネイサン・ピーターマンをチームの開幕戦で先発起用し、新人のジョシュ・アレンをそのバックアップに充てると月曜日に明言したばかりだ。
レギュラーシーズン開幕が刻一刻と迫る中でいまだにバックアップQBを探している球団は複数ある。しかしながら、リンチが本当にそのチャンスを手に入れることができるだろうか。今季のプレシーズンゲームでも不振だったリンチは2年目のチャド・ケリーにケイス・キーナムのバックアップの座を奪われていた。
それでも、リンチを応援し続ける選手はいるようだ。ブロンコスのワイドレシーバー(WR)エマニュエル・サンダースはリンチの今後の活躍に期待している人物の1人である。
サンダースは『NFL.com』のニック・ショックとのインタビューの中で次のように明かしていた。
「その役割を果たせていなかったのは明らかだったね。自分はパクストンを応援していたんだ。彼は本当に恵まれたものを持ち合わせている。身長は2mくらいもあって、肩は強く、スクランブルだってうまいし、おまけに走れるだろう。パクストンはただ、精神的な部分や学習能力の向上を図ればいいんだと思う。クオーターバックのポジションがどのようなものか、自分のリードやチェックダウンを理解すること、そして、自信を持ってプレーすることが彼には必要だ。攻撃陣に伝わるような自信を持ってプレーすれば、それが攻撃陣全体に広がっていくからね」
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