ミネソタ・バイキングスがドラフト1巡目で指名したセンター（C）ギャレット・ブラッドベリーの準備（preparation）に問題があると言うものは誰もいない。一方、汗（perspiration）の話となると・・・。

ブラッドベリーはトレーニングキャンプで先発クオーターバック（QB）カーク・カズンズの怒りを買ってしまった。ただし、その理由は雑なスナップではなく、ずぶ濡れになったユニフォームのパンツだ。

ここしばらくで2度目のことだが、現地7日（水）にカズンズが報道陣の前でブラッドベリーの汗まみれの足について愚痴をこぼした。『St. Paul Pioneer Press（セントポール・パイオニア・プレス）によれば、カズンズはこう語っていたという。

「彼のすねをみれば、まるで土砂降りさ。暴風雨の後の窓のようだ。で、自分の足を見る。もう遺伝学の領域だね。僕には分からないよ」

「試合では問題にならないと、彼は約束している。今日の彼のパンツを見ればずぶ濡れだからね、そこはどうなるか今後次第だ。試合の日には問題にならないと言っているから、真実はその時分かるだろう。大きな問題だよ。彼が僕に向かってスナップした後、ボールをつかむのがどれだけ大変だったか」

ブラッドベリーにはつけ加えるべきことが多くなかったようで「俺たちは懸命にやっている。それにどう答えていいかは全然分からないな」とのみ話した。

ブラッドベリーの容赦のない汗腺は、もう丸1週間以上もカズンズの頭の中にあるようだ。7月31日に放送された“Inside Training Camp Live（インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ）”の中で、カズンズはブラッドベリーが“大汗かき”だと話しており、汗かきのCのため、余分にユニフォームのパンツを用意するよう備品係に頼んだと明かしていた。

ただし、これはミネソタ州イーガンの夏の暑さにおける話だ。これから数週間、数カ月の間でブラッドベリーとその汗が、バイキングスの拠点であるUSバンク・スタジアムや、チームのプレシーズン開幕の舞台であるメルセデス・ベンツ・スーパードームのような気候のコントロールされた環境にどう反応するかは興味深い。

それでもブラッドベリーからは汗が吹き出るのか？　ボールはカズンズの手から滑り落ち、レシーバーたちから不満の声が上がるのか？　新人Cの汗ばんだグローブが、2年連続でバインキングスをプレーオフから遠ざけるのか？　その答えが分かるのはこれからだ。

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