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ジャガーズCBラムジーがトレードを要請

2019年09月17日(火) 11:43

ジャクソンビル・ジャガーズのジャレン・ラムジー【AP Photo/Eric Christian Smith】

口を開く度に話題となるジャクソンビル・ジャガーズのコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジー。それは今回も変わりなかった。

チーム組織内で緊張状態が生じる気配がある中、プロボウルに選出されたCBであるラムジーがトレードを要請したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。

ラムジーの不満の原因だとラポポートが指摘する数々の理由の一つにはシーズン第2週のヒューストン・テキサンズ戦の第1クオーターで起こったヘッドコーチ(HC)ダグ・マローンとの対立がある。

試合後にいさかいについて聞かれたマローンHCは“あの試合では感情がうず巻いていた”とし、そもそも議論になった理由は思い出せないと述べている。ジャガーズはこの試合を13対12で落とし、今季の成績を0勝2敗とした。

ラポポートはラムジーの問題がディフェンス陣における使われ方に端を発しているとも指摘。NFLでも最高のCBの一人として生計を立ててきたラムジーだが、今季の開幕から2戦で守備コーディネーター(DC)のトッド・ウオッシュはラムジーが輝きを見せるマンツーマンとは明らかに異なるゾーンでプレーさせている。

2016年ドラフトの全体5位で指名されたラムジーの新人契約は2020年のシーズン末に期限を迎える。そして、ラムジーはすでに、自身がマーケットに出た際には他のフランチャイズに目を向けていることを明らかにしてきた。

リーグのトップワイドアウトなら誰でもラムジーの名を、そして、彼に何が可能かを知っている。最近で言えば、ヒューストン・テキサンズのスター選手であるディアンドレ・ホプキンスが“対決するのが好きなコーナー”はラムジーだと明かしていた。『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』は2019年シーズンを迎えるにあたり、ラムジーをニューイングランド・ペイトリオッツのCBスティーブン・ギルモアに次ぐ2番手CBだと評している。

ジャガーズはラムジーの要請や潜在的なトレード相手について一切コメントしていない。しかし、リーグのすべてのジェネラルマネジャーがトレード成立の可能性を検討するのは間違いない。

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