年内に「どこかでプレーする」とチャージャーズRBゴードン
2019年09月19日(木) 02:51メルビン・ゴードンのホールドアウトはシーズン中のどこかで終わるはずだ。それは本人も自覚している。
『ESPN』のエリック・ウィリアムズによると、ロサンゼルス・チャージャーズのランニングバック(RB)は現地17日(火)、『Instagram(インスタグラム)』のフォロワーたちとのチャット中に、今シーズンも“どこかでプレーする”と発言し、1年を全て休場するようなら、それは“才能の無駄遣い”だとも付け加えたという。
チャージャーズが年間1,000万ドル(約10億8,000万円)というオファーを頑として変えようとしないため、ゴードンは現在ホールドアウトの真っ最中だ。ゴードンの希望は、トッド・ガーリー、リビオン・ベルやデービッド・ジョンソンのようなリーグのトップRBたちに近い1,300万から1,400万ドル(約14億1,000万から15億1,000万円)という年俸だ。
26歳のゴードンは初めから、ベルのようにシーズン全てを棒に振るつもりではなかった。彼がフリーエージェントに向けてシーズン実績を得るためには、どこかの時点でチームに加わる必要がある。そうでなければ、彼の560万ドル(約6億1,000万円)という契約が台無しになってしまう。
果たして年末に彼がチャージャーズでプレーしているか、それとも別のチームでプレーしているかはまだ不明だ。チームは、トレード先を探したいというゴードンの代理人の要請を承認した。まだ今のところ具体化した話は何もなく、彼がけがの不安を抱えていることを思うと、実際にそうした話が持ち上がるかどうかは疑わしい。チャージャーズが要求するトレードの条件とゴードンの希望額が相まって、取引成立は難しいだろう。
シーズンが開幕して以来、オースチン・エイケラーとジャスティン・ジャクソンが優れた活躍を見せており、チーム内のゴードンの力はむしろ低下している。チャージャーズにけが人が出るか、内部分裂、あるいは何らかの変事でも起きない限り、ゴードンが2019年に希望をかなえられるほどその力が復活するとは思えない。
ゴードンもホールドアウトには期限があることを知っている。常にそうだった。その時が来るまで彼はトレーニングに取り組み、やがてチームに加わる日のために準備を続けることになる。
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