自身の職を懸念しないレッドスキンズHCグルーデン
2019年09月25日(水) 12:22シーズン開幕から3連敗を喫したワシントン・レッドスキンズのヘッドコーチ(HC)ジェイ・グルーデンにとって、今週日曜日の試合は何としても勝たなくてはならない一戦となっている。そこに懸かっているのはプレーオフ、ではもちろんなく、グルーデンHC自身のクビだ。
自分の職は週単位で判断されていると思うか尋ねられたグルーデンHCは、同意こそしなかったものの、完全否定もしていない。
「そのようには感じていないが、どうなるかは誰にも分からない。私はただ、ジャイアンツに集中しようと努めている」とグルーデンHCは『ESPN』に語った。
レッドスキンとグルーデンHCがこれまで見てきたものを踏まえれば、ニューヨーク・ジャイアンツは歓迎すべき対戦相手だ。これまでにレッドスキンズが戦ってきたフィラデルフィア・イーグルス、ダラス・カウボーイズ、シカゴ・ベアーズはいずれも昨年にプレーオフに進出している。また、うち2チームはディビジョンウイナーであり、3チームを合計した2019年の戦績は6勝3敗を数える。対して、ジャイアンツは先週日曜日に、1勝2敗になったタンパベイ・バッカニアーズを倒して何とか1勝2敗としたところだ。
レッドスキンズにとってさらに懸念されるのは、試合を重ねるごとに競争力が失われている点だ。シーズン開幕戦では前半終了時点でタッチダウン2回差でイーグルスを抑えていたものの、後半に入ってイーグルスに連続25得点を許している。ホーム初戦でカウボーイズを迎えた際は、すでに勝負が決した試合終盤で1回のタッチダウンを返し、10点差での敗戦を喫した。再びホームでベアーズと戦ったマンデーナイトでは、前半で一時は28点差をつけられ、第4クオーターでは善戦したもののやはり黒星がついている。
ジャイアンツと敵地で対戦した後、レッドスキンズはニューイングランド・ペイトリオッツをホームに招く。だからこそ、勝つなら今週末なのだ。レッドスキンズHCとしてのグルーデンの日々が終わりを迎えるとすれば、グルーデンHCはベテランクオーターバック(QB)のケイス・キーナムと心中すると決めたのだろう。
キーナムがベアーズ戦で5度のターンオーバーを喫した後、グルーデンHCは「最も重要なのは、われわれはある程度の継続性を持たなくてはならないという点だと思う」と語っている。
レッドスキンズの首脳陣がグルーデンHCと同じ考えかは、じきに分かるだろう。
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