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ペイトリオッツ戦に向けて先発QBを迷うレッドスキンズHC

2019年10月01日(火) 11:11


ワシントン・レッドスキンズのドウェイン・ハスキンズ【AP Photo/Adam Hunger】

試合中にクオーターバック(QB)を交代させてから1日、ワシントン・レッドスキンズのヘッドコーチ(HC)ジェイ・グルーデンにはまだ第5週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦で先発するQBを名指しする準備ができていない。

グルーデンHCは現地28日(日)にニューヨーク・ジャイアンツと対戦した際、正確性を欠き、パス11回中6回成功、37ヤード、インターセプト1回、サック1回に沈んでいたQBケイス・キーナムをフィールドから下げている。後を引き継いだ1巡目指名の新人QBドゥエイン・ハスキンズはしばらくの間、気圧されているように見え、いくつかのパスは距離が足りず、一方で遠くに投げ過ぎたボールもあり、パス17回中9回成功、107ヤード、インターセプト3回に終わった。

昨年のスーパーボウル覇者と対戦するにあたり、グルーデンHCは誰が先発するかの決定は誰が“われわれに勝利のチャンスを最も多くもたらすか”によると語った。

チームが0勝4敗となっている今、グルーデンHCは「試合全体を振り返り、確実に正していける部分が多く見つかった」と言い、こう続けている。

「QBポジションはフットボールゲームの中で素晴らしいチャンスを何度か逃していると思うし、それができていない。それは、直接的にQBのせいというわけではない。誰もがそれに関係しており、もちろんコーチもだ。そのゲームを大きく変えるために、何か違うことができたはずだ。われわれ全員が何か違うことをして、大きく変えることができたはずなんだ。残念ながら、それがどのポジションでもできていない。そして、最初からやり直しだ。立ち返って機能させ、ニューイングランドに備えなくてはならない」

キーナムとハスキンズに加え、長引く足の負傷が癒えればベテランシグナルコーラーのコルト・マッコイにも出場のチャンスはある。グルーデンHCは、決断はQBたちの健康状態にもよると述べていた。マッコイの準備が整えば、出番がやってくるのだろう。キーナムも試合後に足を保護しており、グルーデンHCはこれを念のための措置だとしている。

ハスキンズが日曜日に優れたプレーを見せていれば、グルーデンHCの決断は簡単だったのかもしれない。ターンオーバーが多く見られたハスキンズのプレーは、NFLで最も優秀なディフェンス陣との戦いに送りこむことをグルーデンHCにためらわせている。

誰がペイトリオッツ戦で先発を務めるかについて、グルーデンHCは次のようにつけ加えた。

「それは私の決断と、その人物が木曜日と金曜日にどういったパフォーマンスを見せるかによるだろう。今決断することもできる。もしかしたら、もう私の中では決まっているのかもしれない。だが、彼らのパフォーマンスを見る必要があるので、最後まで続けてみよう。ここにやってきて、彼らに練習させ、それから誰かがその仕事をやっていければと思っている」

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