スティーラーズやパッカーズから引きがあったとジェッツRBベル
2019年11月01日(金) 15:38現地29日(火)にトレード期限を迎えるまでにニューヨーク・ジェッツについてうわさされていた話の中で、最もありそうになかったのがリビオン・ベルを他チームに送り出すという説だ。
しかし、ランニングバック(RB)ベルは30日(木)、『UNINTERRUPTED(アンインタラプティッド)』と『Sirius XM(シリウスXM)』の“17 Weeks(17ウイークス)”に、ジェッツが少なくとも4チームから真剣な関心を寄せられていたこと、また、そのうちの3チームはプレーオフ争いに入っているチームであり、さらに1チームはベルにとってごく馴染み深いチームであることを明かした。
「俺のエージェントがジェッツやヒューストン、パッカーズ、カンザスシティ・チーフスといった3チームと話し合っていたとエージェントから知ったし、驚くことに俺をトレードしようとした中にはスティーラーズがいたっていうんだ」
「ジェッツは本当に高い対価を俺のトレードに求めていた。それに加え、実際の俺の契約自体が扱いの大変なものだった。それは理解できる。それだけのプライスをRBに払いたいチームは多くない」
このオフシーズンにベルと4年5,250万ドル(約61億円)の契約を交わしたジェッツは、喜んでRBにそういった資金を投じていたのだ。
「みんなが俺をある意味ヒーローみたいに見てくれる。俺は求められ、感謝されるその感覚が好きだ」というベルは「ピッツバーグでは感謝されていなかったと言っているわけじゃない。ただ、ここではちょっと感覚が違うんだ。言葉では言い表せない」と続けている。
ベルによれば、ジェッツのジェネラルマネジャー(GM)であるジョー・ダグラスからトレード期限後に直接電話があり、チームがベルを売りに出していたわけではないものの、トレードの問い合わせがあったと告げられたという。ベルは10分から15分の会話を“敬意あふれる話し合い”だったと述べている。
「俺はNFLのビジネスを理解しているから、その中に無礼さはまったく感じなかった。誰もそれを理解しなかったとしたら、唯一するのが俺だ。俺は他の誰とも違ってNFLのビジネスを理解している」
このベテラン選手がトレード期限に自分の名前が挙がったことに対してとった態度は、チームメイトのそれとは大きく違っている。ダグラスGMが自分を裏切ってトレードの算段をしていたと考えるのはセーフティ(S)ジャマール・アダムスだ。一方のGMはそれを否定している。
ベルはアダムスについて「ジャマールはニューヨークにいて満足している。彼がカウボーイズに行くとか、彼らが彼に興味があるとか、そういう話があったんだとは思う。彼はそっちのエリアから来ているから悪い話ばかりではないと思うし、彼がホームに戻ることになれば、それはそれで満足だったと思う」と述べ、こうつけ加えた。
「彼が俺のチームにいてくれて満足だし、トレードで出ていってほしくない。彼が今も俺たちといてくれてうれしいよ」
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