ニュース

ふがいない敗北に「落胆」するチャージャーズQBリバース

2019年11月09日(土) 00:55


ロサンゼルス・チャージャーズのフィリップ・リバース【AP Photo/Ben Margot】

フィリップ・リバースはオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムでの最後の試合で、自身のワーストパフォーマンスを残してしまった。

ロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)はスタジアムをラスベガスに移転するレイダースとのラストゲームで3つのインターセプトを浴び、パサーレーティングで57.5と評価された。『NFL Research』によれば、これは彼のオークランドとの14試合でワーストの数字だという。チャージャーズは26対24で試合に敗れている。

対レイダースのQBとして優秀なはずのリバースだが、サーズデーナイトではどうしてもターゲットを見つけられなかった。彼は前半でレイダースのセーフティ(S)エリック・ハリスに2度もパスをインターセプトされている。1度目はキーナン・アレンへの派手なオーバースローがきっかけで、もっと多くターンオーバーされてもおかしくなかった。

「ここに来るのはこれが最後なのに、こんな形で終わりたくはなかった」とリバースは『San Francisco Chronicle(ザ・サンフランシスコ・クロニクル)』に語った。「ここは最後に残った数少ない現役の昔ながらのNFLスタジアムだった。オリジナルなタイプの1つだ」

「今夜の雰囲気は素晴らしかったよ。もっといいプレーをして、勝つ方法を見つけられなかったことだけが残念だ」

レイダースは序盤からリバースに集中してプレッシャーをかけ、特にレフトタックル(LT)のラッセル・オカングがそけい部を痛めて退場してからはいっそう攻勢を強めた。だが、リバースのミスはプレッシャーをかけられたためだけに起きたものではない。この試合の彼は31回のアテンプトで17回のパスに成功、207ヤードを獲得し、タッチダウンは2回、インターセプトは3回で5回のサックを受けた。

試合結果にリバースの苦戦ぶりが表れている。

レイダースのキッカー(K)ダニエル・カールソンがフィールドゴールをミスした後、リバースは8本続けてパスに失敗している。このうち1つはレイダースのペナルティによって無効とされた。これでは勝機などあろうはずがない。彼の最後の試みは、Sカール・ジョセフにインターセプトされた。

「最初に(第1クオーターで)2度もインターセプトされた上に、何も得られない8連続プレーだ」と試合終了後にリバースは肩を落とした。「もっといい仕事ができなくて残念だよ。特にあのスポットでね」

リバースが1試合で3度もインターセプトされたのは2017年第15週のカンザスシティ・チーフス戦以来のことだ。

チャージャーズはこれで4勝6敗となり、ヘッドコーチ(HC)のアンソニー・リンはこれ以上のミスが許されないことを知っている。

「これ以上負けるとどうなるか分からない」とリンは言う。「残りは6戦。もう一度立て直さねばならない」

【M】