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全体4位指名権の取引にオープンなジャイアンツGM

2020年02月26日(水) 10:24

ニューヨーク・ジャイアンツGMのデイブ・ジェトルマン【AP Photo/Julio Cortez】

昨年のNFLスカウティングコンバインは大型の取引がドラフト前に発生する可能性をほのめかしていた。

結果としてニューヨーク・ジャイアンツが1巡目の指名権を増やして選手を2人獲得すべく、オデル・ベッカムをクリーブランド・ブラウンズにトレードへ出すという形でそれは現実となった。

今回、ジャイアンツは自分たちが持つ1巡目ピックについて“営業開始”しているとジェネラルマネジャー(GM)のデイブ・ジェトルマンは述べている。

2019年の序盤、当時ブラウンズのGMだったジョン・ドーシーは記者会見台の上から報道陣に電話を取り出して見せ、ジェトルマンに電話するよう呼びかけていた。そして、実際にジェトルマンは電話し、ベッカムとオリビーア・バーノンがブラウンズに、ケビン・ザイトラー、ジャブリル・ペッパーズと全体17位指名権がジャイアンツに移った。

ジェトルマンがトレードダウンしたことは多くないが、ジャイアンツは今も再建中であるチームにさらなる財産を加えることにこだわる可能性がある。順番が来るまでにめぼしい獲物はすでに他に獲得されている可能性が高いドラフトにおいて、いくつか順番を落としてまた別のセレクションを獲得するなどした方が、ジャイアンツにとって理想的な動きになるかもしれない。特に、今回はQBマーケットにいるわけではないチームにとってはそうだ。

もちろん、今から4月後半までには多くのことが変わりうるし、チームの資産を預かる者はまたとないオファーが来たときに備えていつでも電話を取らなければならない。だからといって、必ずしもジャイアンツがピックを動かすというわけではない。ただ、その考えにまったく反対というわけではないということだ。

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