プレーコールはOCに任せるとテキサンズHCオブライエン
2020年02月26日(水) 11:13
すでにヘッドコーチ(HC)とジェネラルマネジャー(GM)をヒューストン・テキサンズで兼任するビル・オブライエンは、2020年のオフェンシブプレーのコールを他の者に委ねるつもりだ。
オブライエンHCはNFLスカウティングコンバインの場で、攻撃コーディネーター(OC)兼クオーターバック(QB)コーチのティム・ケリーが攻撃面で新シーズンのプレーコーラーを務めると報道陣に語った。
現地25日(火)、オブライエンHCは「ティム・ケリーはとても優秀なフットボールコーチだ。彼がここでのキャリアの新たな一歩を踏み出すことに、われわれは興奮している。彼はQBをコーチし、プレーコールを行い、素晴らしい仕事をしてくれるだろう」と述べている。
オブライエンが別の人間にプレーコールを任せるのは、2016年に当時のOCであるジョージ・ドーシーからその仕事を引き継いで以来、ヒューストンに来てから2度目になる。
ケリーは昨年にテキサンズのOCに任じられたものの、プレーコールは行っていなかった。オブライエンの下についたのはペンシルバニア州立大学のグラデュエイトアシスタントだった2012年のことだ。2014年にはオブライエンとともにヒューストンに向かい、一歩ずつ昇進していく。昨年にOCとなり、今回のニュースにつながった。
間もなく34歳になるケリーはリーグでも最も若いOCの一人であり、これから最年少のプレーコーラーになる。
過去3シーズンにわたってオブライエンHCがプレーコールを行ってきたテキサンズは、試合平均得点とヤードの両方でリーグの平均程度の数字を残してきた。2年連続でAFC南地区王者となったテキサンズは、2020年にスタートダッシュを決めてQBデショーン・ワトソンとワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスが率いるオフェンス陣に多様性をもたらし、オブライエンの肩から少し荷を下ろすべく、何か新しいことに挑戦しようとしている。それでもオブライエンHCの忙しさは相変わらずだろう。
【A】