チームはPIリプレールール継続を不支持
2020年02月26日(水) 11:52パスインターフェアランス(PI)のリプレーレビューは一度きりのものになりそうだ。
NFL競技委員会のメンバー9名が行った毎年恒例のポストシーズンの調査で、各チームの大多数が2019年シーズンに導入されたPIリプレールールに反対していることが分かったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタが現地25日(火)の夜に伝えている。
バティスタによればこのルールを恒常的なものにしたいかとの問に対し、21チームがノー、8チームがイエスと回答。もう1年延長すべきかとの問に対しては17チームがノー、5チームがイエスと答えている。
この調査が正式なルール変更に直結するわけではないものの、競技委員会とリーグが2020年シーズンに向けてこのルールの廃止に動く可能性はある。
PIリプレールールを恒常的なものにする、もしくはもう1年延長するかについては3月末に開催される年次リーグ会議で投票にかけられる。このルールが通過するには賛成24票、つまりリーグの4分の3の賛成が必要だ。この調査が何かを示唆するとすれば、このルールを支持しているのは各チームの4分の1程度ということになる。
したがって、まだどうなるかは分からないものの“ここにPIルール眠る(2019年7月生誕、2020年3月没)”ということになりそうだ。
2018年のNFCタイトル戦だったロサンゼルス・ラムズ対ニューオーリンズ・セインツでの問題のコールなどを受けて2019年限定で導入されたPIレビュールールは、結果としてコーチや選手たちに混乱と不満をもたらしていた。コールを覆すか支持するかの基準は安定せず、シーズン半ばに変わったように見えている。
2019年レギュラーシーズンにレビュー対象となった100のPIコールにおいて、24が覆された。チームによってチャレンジされた80のコールのうち16.3%の判定がひっくり返り、オフィシャルが始動した20のコールのうち、55%の結果が覆っている。
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