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「シーホークスなら喜んで残る」とDEクロウニー

2020年02月29日(土) 00:24

シアトル・シーホークスのジェイデビオン・クロウニー【AP Photo/Tony Avelar】

シアトルでの1シーズンを楽しんだジェイデビオン・クロウニーは、もう一度そこでプレーしたいと考えている――お金の問題さえクリアできれば。

「去年シアトルで過ごして彼らのやり方を見てきて、また戻りたいと思っているよ」と27歳のパスラッシャーは『ESPN』のジョシナ・アンダーソンに語った。「でも、新しいチャンスについてもオープンだ。結果的にそうなるんだとすればね」

クロウニーのコメントは過去にヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルが語った内容ともかみ合っている。クロウニーは確かにシーホークスがキープしたいと願う選手の1人だが、最大の問題は、彼らがどこまで払う気があるかだ。

エッジ強化を狙うチームはクロウニーにとっての現金輸送車になるかもしれない。アンダーソンはサラリーキャップに十分な余裕を持つ2チームとして、インディアナポリス・コルツとニューヨーク・ジャイアンツ――エッジに有力選手のパワーを欠く2チーム――を候補に挙げた。他にも数チームが考えられる。

シーホークスが昨シーズン、フランク・クラークに大金を出すのをためらったことは注記しておくべきだろう。選手の事例はそれぞれ違うが、果たして彼らが同じポジションのクロウニーに大金を出すだろうか?

クロウニーは2019年にプレーした13試合で3回のサックを決めた。トータルタックルは31回、インターセプトは1回、ファンブルフォースドは4回だった。だが、エッジラッシャーとしての彼の影響力は統計だけでは分からない。フィールド上のクロウニーは巨大な破壊マシンと化し、ポケットを粉砕し、プレーを爆破する。また、けがによる欠場も3試合あった。

フリーエージェントマーケットには興味深いエッジが数人出ており、中でもクロウニーは最も興味を引かれるオプションだ。

シーホークスは何としてもパスラッシャーを増やす必要があり、貴重な1人を失うわけにはいかない。他のオファーと張り合える条件を提示できれば、クロウニーがシーホークスに腰を据えることもあり得るかもしれない。

【M】