FA開始前にQBブリーズと契約するのが目標とセインツGM
2020年02月28日(金) 16:35
クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズが自身の20シーズン目にしてニューオーリンズ・セインツとの15シーズン目に戻って来るとの意向を発表してから9日が経った。しかし、その契約状況についてはまだ解決していない。
現地3月18日(水)に新リーグイヤーが始まる際、ブリーズは非制限フリーエージェント(FA)になるが、セインツのジェネラルマネジャー(GM)であるミッキー・ルーミスはブリーズがオープンマーケットに出ることはないと語った。
『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』にセインツはFA期間前にブリーズと契約することを望んでいるのか尋ねられたルーミスは「そうすれば何が手元にあって自分たちがどんな構造なのかについて明確な状態でFA開始を迎えられるので、それがわれわれの目標だ」と応じた。
「それが必須か? おそらく必須ではないが、それがわれわれの目標になるのは確かだ」
先月に41歳になったブリーズは2019年に2,270万ドル(約24億7,000万円)のキャップヒットを数え、過去の契約再構築から2020年は1,590万ドル(約17億3,000万円)のキャップヒットがある。
セインツのQBにして将来のホール・オブ・フェイマーであるブリーズが最終的な契約に至るまでどれくらいかかるかは今後の動向次第だ。しかし、ルーミスの言葉を信じるならFAまでに両者の間で契約が成立するかどうか自体についてはそれほど疑問はない。
他の部分で問題になってくるのが、ハイブリットなバックアップQBであるテイサム・ヒルについてだ。制限付きFAになるヒルはセインツからファーストラウンド、もしくはセカンドラウンドレベルのテンダーをオファーされる可能性がある。それぞれ、金額は470万ドル(5億1,000万円)と330万ドル(3億6,000万円)にあたる。
ヒルの将来についてはどのように進めていくか決めていないとルーミスは述べた。
「何らかの道を見つけるつもりだ。リーグを見渡したとき、彼はユニークな存在であり、われわれはそのような見方をしていかなければならない。今すぐにお話できる答えはない。しかし、これは分かっている。すなわち、われわれはテイサムが好きであり、彼が私たちのためにしてくれたことを好んでいる。彼には明るい未来がある」
「われわれには彼についてのビジョンがあり、彼も同じように感じていると思う。彼はニューオーリンズでの経験に思い入れがあると思うし、喜んでわれわれの元に戻ってきてくれるだろう。それがこのバトルの90%を占めている」
3月のその日が来るまでに、セインツはどう進めていきたいのか100%確信していなければならない。
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