リバースは「若い38歳」とコルツオーナー
2020年03月26日(木) 13:15年齢を重ねたクオーターバック(QB)フィリップ・リバースを加えることでプレーオフへ行けると考えたインディアナポリス・コルツは、計算ずくの賭けに出た。
すぐにQBジャコビー・ブリセットを飛び越してリバースをナンバー1に据えることに対しては、38歳のリバースが昨シーズンにインターセプトを20回浴びていることから、懐疑的な見方が出ていた。これまでに何人ものQBが年齢という崖でパフォーマンスを急落させてきたのだ。
コルツのオーナーであるジム・アーセイはプロボウル8度選出のQBについて、そういった懸念を抱いていないようだ。
「フィリップは若い38歳なんだと思うよ」とアーセイはチームの公式サイトに対して語っている。
「われわれはドリュー・ブリーズやトム・ブレイディのような、40歳を過ぎて今もプレーし、素晴らしいことをやっている者たちを見ている。フィリップは2021年12月にようやく40歳になるんだ。だから、私は彼が優れたリーダーシップを持ち、投球も素晴らしいと思うし、何よりわれわれにはフットボールでベストのオフェンシブライン(OL)がいると感じているんだ。そういったものは構築するのに長い時間がかかる」
コルツにとって有利に働くのがそのOLだとアーセイは指摘した。
ここ数シーズンのリバースはロサンゼルス・チャージャーズの目の粗いOLの背後でしばしば苦戦を強いられてきた。ところが、これからはリーグでもベストに数えられるOLと共にプレーできる。ターゲットを定めるための時間も増えるはずだ。
アーセイとコルツは昨シーズンのリバースの不調は年齢のせいではなく、チャージャーズで置かれていた状況によるものだと考えている。アーセイが正しければ、このギャンブルで得られる見返りは大きいだろう。
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