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49ersとGMリンチが複数年の契約延長に合意

2020年07月30日(木) 15:05


サンフランシスコ・49ersのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチとヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハン【AP Photo/Wilfredo Lee】

ジョン・リンチ路線が成功だったことが正式に宣言された。

1月にリンチがジェネラルマネジャー(GM)を務めるサンフランシスコ・49ersがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップを制したときに、すでにそう言ってもよかった。しかし、現地29日(水)のニュースが、その評価を決定づけている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じたところによれば、49ersがリンチを2024年シーズン末までチームにとどめる複数年の契約延長の条件面で合意したという。

2017年1月当時、リンチの起用は衝撃とは言わずとも驚きの人事だった。49ersは崖から飛び降りるがごとく、フロントオフィスの経験がなかったリンチを雇用し、その1か月後にリンチがカイル・シャナハンをヘッドコーチ(HC)に指名している。

リンチの最も重要な動きは、GMに取り立ててから9カ月後になされたものだった。リンチは2巡目指名権をニューイングランド・ペイトリオッツに送り、クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロを獲得。そこからかつてオールプロに選ばれたセーフティだったリンチは、チームをタイトルコンテンダーへと仕立て上げた。

冬が来る頃には、リンチとシャナハンの尽力が生み出したビーストがマイアミへの切符をつかんでいた。彼らには最高レベルのタレントをキープし、2020年に同じパフォーマンスの繰り返しを望むファンの期待に応えるというタスクがある。ただし、そこには一つの大きな違いもある。今やファンが望むのはスーパーボウルへの道ではなく、ロンバルディートロフィーなのだ。

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