ニュース

49ersがベテランパスラッシャーのディオン・ジョーダンと契約へ

2020年08月06日(木) 11:49


ディオン・ジョーダン【Greg Trott via AP】

サンフランシスコ・49ersがディフェンシブライン(DL)の層を厚くしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に報じたところによれば、49ersがディオン・ジョーダンと契約する見込みだという。

元1巡目指名選手のジョーダンはマイアミで成功できずに終わった後、シアトル・シーホークスで過ごした2シーズンで再び評判を上げ、2019年にはオークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)で7試合に出場していた。

ジョーダンは昨シーズンにアデロール(ADHDの治療薬)による薬物規定違反によって10試合の出場停止処分を受けた後、レイダースで7試合に出場。ディフェンシブスナップ159回でプレーし、サック2回、タックル5回を記録している。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によればパスラッシュ113回でQBプレッシャーは13回だった。

スター選手たちが多く存在する49ersのディフェンシブラインは、ディー・フォードの後ろに控えるスピードラッシュを求めていた。現地4日(日)にフリーエージェント(FA)のディフェンシブエンド(DE)エゼキエル・アンサーの身体検査も行っていた49ersだが、最終的に選んだのはジョーダンだったようだ。ラポポートによれば、昨年は肩の負傷の影響を受けていたアンサーは49ersの医師らによる身体検査に合格していたという。

30歳のパスラッシャーが限度のある出場機会の中でポテンシャルを発揮できれば、よりスナップを多く得ることのできるローテーションのエッジディフェンダーとして活躍することも可能だろう。デプスがカギを握ると見られるこのシーズンにおいてジョーダンのような才能を有していることが、プレーオフ進出を見込むチームにとって後にきわめて重要になるかもしれない。

【A】