シーホークスがWRゴードンと1年契約で再合意
2020年09月04日(金) 03:54シアトル・シーホークスがワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンにもう一度チャンスを与える。彼がフィールドに出ればチームの向上につながるはずだ。
現地3日(木)、ゴードンの代理人は、ベテランワイドレシーバーであるゴードンがシーホークスと再合意に至ったことを認めた。『NFL Network Insider(NFLネットワーク・インサイダー)』のイアン・ラポポートによると、1年契約でインセンティブを含めて100万ドル(約1億0,600万円)を超えるという。しかしまずは、ゴードンが復帰しなければならない。
昨年12月後半、NFLはパフォーマンス向上薬と薬物乱用に関するNFLのポリシーに違反したとして、ゴードンに無期限の出場停止処分を科した。これが8年間で5度目の処分であり、シーホークスがNFC西地区の優勝とおそらくはそれ以上の結果を目指してプッシュしている真っ只中の出来事だった。
シーホークスは昨年11月にニューイングランド・ペイトリオッツを放出されたゴードンをウェイバーから獲得。シーホークスでは5試合で7回のパスキャッチにとどまったが、2019年に出場した最後の試合では58ヤードのレシーブを記録した。
シーホークスは、ゴードンのシアトルでの第2幕が長く続くことに賭けている。タイラー・ロケット、D.K.メットカーフ、ポール・リチャードソンといったWR陣に加え、タイトエンド(TE)のウィル・ディズリー、グレッグ・オルセンを擁する強力なレシーブ軍団に再び合流することになる。
シーホークスとゴードンの再タッグはペイトリオッツでの一連の動きと似た流れを持つ。ゴードンが無期限の出場停止処分を受けてスーバーボウル欠場が決定的となった2018年12月、ペイトリオッツは窮地に陥ったゴードンをシーズン中にトレードしている。昨年8月に復帰したゴードンは2019年シーズン序盤の6試合をペイトリオッツでプレーした後、故障者リストに入って10月後半にはウェイバーにかけられた。
29歳のゴードンはクリーブランド・ブラウンズで過ごした2012年のルーキーの年以来、出場停止処分を受けずにシーズンを過ごしたことがない。2013年にオールプロに選ばれたゴードンは、メンタルヘルスおよび薬物の乱用と闘いながら、出場停止処分のために2シーズンを逃し、ブラウンズではその後、5年間でたった11試合にしか出場していない。8シーズンでもわずか63試合である。フィールド外でのトラブルが1キャッチあたり平均17.2ヤードの驚異的な記録を持つゴードンの足を引っ張っているのだ。
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