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テキサンズがSアール・トーマスのワークアウトを中止

2020年09月30日(水) 11:38

ボルティモア・レイブンズのアール・トーマスとピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフ【AP Photo/Don Wright】

セーフティ(S)アール・トーマスのフリーエージェント(FA)の歩みはまだ続く。

ヒューストン・テキサンズが予定していたワークアウトを前に元オールプロのSであるトーマスを帰宅させたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地29日(火)に伝えている。8月にボルティモア・レイブンズにリリースされてから初めてとなる見込みだったワークアウトを前に、トーマスはすでにチーム施設外で身体検査を受けていた。テネシー・タイタンズの8名(選手3人、スタッフ5人)が新型コロナウイルス(COVID-19)検査で陽性だったのを受け、トーマスについてのニュースが報じられたと同じ日に、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルが各クラブにFAの選手のワークアウトについては手順を再確認するよう各チームに指導していた。

トーマスは今週にテキサンズを訪れる予定だった5人のSの内の一人だったとNFLネットワークのイアン・ラポポートが伝えている。最終的にトーマスがテキサンズでワークアウトを行うかはまだ決まっていないが、しばらくの間は契約を結ぶことも、いずれかのサイドで何かの動きが起こることもなく、トーマスはヒューストンを後にするとラポポートはつけ加えた。

7度のプロボウラーであるトーマスはトレーニングキャンプで元チームメイトのチャック・クラークといさかいを起こしたのをきっかけに、チームから害のある振る舞いを批判されつつリリースされた。わずか1年で終わったレイブンズ時代にもプロボウルに選出されたトーマスは、2019年に15試合でタックル47回、パスディフェンス4回、インターセプト2回をマークしている。過去10年にわたって最高のSの一人だったトーマスにとって、カムバック的なシーズンだった。

テキサンズの路線変更は先発SであるA.J.ムーアがハムストリングの負傷で故障者リザーブとなった翌日に始まった。他にもSを必要としているチームはあるものの、いずれも31歳のトーマスにそれほどの関心を示していない。

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