ライオンズがパトリシアHCとクインGMを解任
2020年11月29日(日) 09:22デトロイト・ライオンズは現地28日(土)、ヘッドコーチ(HC)マット・パトリシアならびにジェネラルマネジャー(GM)ボブ・クインを解任した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話として、攻撃コーディネーター(OC)ダレル・ベベルが暫定ヘッドコーチを務めると報道。
シーズン第12週のサンクスギビングデーに行われたヒューストン・テキサンズ戦で敗北を喫し、今季4勝7敗と戦績を下げてから2日後、ライオンズが指揮官を務めたパトリシアを解雇。テキサンズに敗れた直後、パトリシアは自らの職を確保できると思うかとの質問を受けていた。
ライオンズオーナーのシェイラ・フォード・ハンプは土曜午後に『Zoom』で実施した記者会見の中で「家族を代表し、この数年にわたってハードワークと献身に努めてくれたボブとマットに感謝しています。彼らは2人とも素晴らしい方々であり、今後のキャリアにおいて成功されますことを願っています。もちろん、今シーズンは期待していた通りにはいっていません。今年の残り時間を使って、フットボールのオペレーションをあらゆる角度から評価し、チームを率いてコーチングしてくださる最適な人材を見つけたいと考えています」と明かした。
2020年シーズンに先立ち、ライオンズのオーナー陣はパトリシアとクインに対して今季こそプレーオフ争いにからめるポジションにつかなければならないと目標を明確に示していた。シーズン第8週以降の過去5試合で4敗を喫したことを考えれば、オーナーシップは前兆を具現化したということになる。
ライオンズのヘッドコーチとして2年強のシーズンを戦ったパトリシアの戦績は13勝29敗1分。パトリシアはニューイングランド・ペイトリオッツの守備コーディネーターを6年務めた後、2018年にライオンズに起用された。
クインは2016年からライオンズのGMとして活動し、通算戦績は31勝43敗1分だ。
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