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LBミラノがビルズと再契約、4年約47億円

2021年03月12日(金) 09:20

バッファロー・ビルズのマット・ミラノ【AP Photo/Charlie Riedel, File】

ラインバッカー(LB)マット・ミラノはマーケットで自分の価値を試すことに関心はない。ミラノが追い求めているのはスーパーボウルだ。

ミラノがバッファロー・ビルズとの4年の延長契約の条項に合意したと、チームが現地11日(木)に明かしている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたところによれば、契約額は4,400万ドル(約47億8,000万円)で、2,400万ドル(約26億円)が保証されるという。

ミラノはバッファロー残留を選んだ。プロとしての4年のキャリアのすべてをビルズで送ってきたミラノだが、チームを出ることを決断すればもっと多くの金額を手にしていただろう。

新契約の年平均額は1,100万ドル(約11億9,000万円)だが、キャップスペースに余裕のある別のチームであれば2,000万ドル(約21億7,000万円)前後に達していた可能性がある。ビルズのサラリーキャップは完全に窮地(きゅうち)にあるというわけではないが、LBに年額1,300万ドル(約14億1,000万円)を費やす余裕はないようだ。

それでも、元5巡目指名選手であるミラノの1年あたりの報酬は、新契約によって大きくアップする。ミラノがこれまでのキャリアで稼いだのは402万8,000ドル(約4億4,000万円)で、その半分は2020年に手にしたものだ。

ミラノはルーキーシーズンからビルズに違いをもたらす選手として活躍してきたが、2020年は負傷によって低迷し、10試合の出場にとどまった。しかし、そのことが選手としての価値に影響をおよぼすことはなく、『NFL.com』グレッグ・ローゼンタールが選ぶ2021年のトップフリーエージェント101で14位につけていた。

2020年シーズンにスーパーボウルまであと少しのところまで迫ったビルズ。ミラノは自分がよく知る場所にとどまり、2021年にチームが戦いを乗り越えていくのを助けたいと望んでいる。

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