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1巡目指名権を持たないシーホークス、「われわれが選んだのはジャマール・アダムス」とキャロルHC

2021年04月30日(金) 01:26

シアトル・シーホークスのジャマール・アダムス【AP Photo/Ted S. Warren】

シアトル・シーホークスはたった3つのドラフト指名権のみで2021年のNFLドラフトを迎えようとしている。大半の権利は前回のオフシーズン中のジャマール・アダムスのトレードでなくなってしまった。

オールプロ選出のセーフティ(S)を手に入れるために、彼らは2021年の1巡目と3巡目を含む指名権を手放している。

現地29日(木)のドラフト1日目で誰も指名することができないシーホークスのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは、自分たちの1巡目指名はアダムスだと捉えていると述べた。

「言うなれば、われわれのナンバー1指名はジャアール・アダムスということだ。それはなかなかすごいことじゃないか」とキャロルはチームの公式サイトに語った。「彼はわれわれからナンバー1指名を受ける前にとてもいい1年を過ごした。あれほど優れたフットボール選手を手に入れるためには、もう一つナンバー1が必要だったかもしれない。将来についても非常に楽しみにしている」

多くのドラフト指名に伴うような運任せの要素はアダムスにはない。だが同時に、彼はもはやルーキーのバーゲン価格で契約できる選手ではない。シーホークスはドラフトで資本を手放しただけでなく、彼との長期契約を結ぶ必要がある。

ジェネラルマネジャー(GM)のジョン・シュナイダーは、契約交渉が行われているのかも、アダムスが5年目オプションでのプレーに慎重なのかも言及していない。それでも、シアトルが今でも彼を守備のパズルにおける長期的ピースとみなしていることは明らかにした。

「その通りだ。明日の夕方はジャマールを祝福する」と28日(水)にシュナイダーは述べた。「間違いなく、彼には長期間いてほしい。彼は素晴らしい選手だよ。トレードで彼を手に入れられて良かった。われわれの未来の重要な一部になってくれるはずだ」

今年の評価プロセスを巡る状況を考えると、ドラフトでたった3つの指名権しか持たなくても困らないクラブが現れるとしたら、今年だろう。ただし、1日目はただの見物人として過ごすとしても、シュナイダーがドラフト中に動いて資本を追加する可能性は大いにある。

【M】