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「また自分の2本の足で投げられるのはいい気分」とカウボーイズQBプレスコット

2021年04月29日(木) 21:03

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Darron Cummings】

6カ月ほど前、ダック・プレスコットは足首を骨折してシーズンを終え、ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)がカートでフィールドを運び出されていく姿にテキサス中の人々が落胆した。

長く待ち続けた超大型契約にサインしてから2カ月足らずのそのプレスコットが、ドロップバックしてボールを投げ始めており、復活へと近づいている。ここまでは歓迎すべき回復ぶりだ。

「言葉にするのは難しい感覚だよ」と彼は『NFL Network(NFLネットワーク)』のMJアコスタと『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』のウィリー・マクギネストに話した。「6カ月前は、シーズンが終わったことを悟り、カートでフィールドから運び出されていた。この数カ月は椅子に座ってボールを投げることしかできないところから、自分の2本の足を使って投げられるまでになり、いい気分だった。でも、それも2週間前のことで、今はそれよりさらに前進している。そこがワクワクする部分さ」

これはハンドオフスナップを受け、1歩下がって向きを変え、鋭いスローをする自身の動画を見ながらのプレスコットのコメントだ。

右足首の複雑骨折と脱臼から回復しつつあるプレスコットにとっては歓迎すべき兆候だ。キャリア開始以来69戦連続先発出場を果たしていたプレスコットだったが、2020年シーズンは第6週以降の11試合を欠場した。

回復への途中に、彼は寄り道して4年間で1億6,000万ドル(約174億4,000万円)という大型契約に署名している。ずっと望んでいた新契約を手に入れるまでには、フランチャイズタグでプレーした2020年シーズンを含め、時間がかかった。しかし、疑いは持っていなかったとプレスコットは主張する。

「いや、そういうものは一切なかった。プロセス全体で、俺は周囲の論争には耳を傾けなかったんだ」と彼は述べた。「自分のコントロールできることをコントロールしただけ。今は最高だよ。将来のことが分かっているんだから。お金が俺のモチベーションだったことはない。それがプレーする理由だったことは一度もない」

これで残る焦点はプレスコットが2021年シーズンのキックオフでフィールドに復帰できるのかということだけになった。

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