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ジャイアンツがRBバークリーの5年目オプションを行使

2021年04月29日(木) 08:58

ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーのNFLキャリアは勢いよくスタートしたが、まだ1シーズンを超えてエリートレベルのプレーを維持する能力があることは証明できていない。

ただ、それはニューヨーク・ジャイアンツにとって問題なかったようで、現地28日(水)、チームはバークリーの5年目オプションを行使することを発表し、バークリーがこの先2年にわたり、ジャイアンツにとどまることが決まった。今回の決定は直近のバークリーのケガを考えれば保証されたものではなかった。2019年に足首の負傷を乗り越えて1,003ランヤードと6タッチダウンを記録したバークリーだが、2020年はACL(前十字靱帯)断裂によりシーズンをほぼ棒に振っている。

バークリーのような爆発的なランニングバックにとってこのケガは心配されるものであり、今年3月にはジェネラルマネジャー(GM)のデイブ・ジェトルマンもそれを認め、組織にとって最善の判断を下すためにはニューヨークの医療スタッフの意見を必要とする「未知数」のものだと明かしていた。

ジャイアンツはバークリーのリハビリの成果を十分に確認した上で、オプション行使にゴーサインを出したようだ。今回のオプション行使によって2022年のバークリーの報酬は増加するが、チームとより長期間の契約を結ぶことにはならない。基本的に、オプション行使はバークリーとジャイアンツが長期的な計画を判断するにあたり、ともに検討していくための時間を与えるものだ。

これは選手を1巡目指名するメリットのひとつであり、バークリーにとって2021年は負傷がNFLキャリアを歩む上でのハードルに過ぎなかったことを証明するためのシーズンになるだろう。

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