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QBロジャースのトレード可能性をパッカーズに問い合わせていた49ers

2021年04月30日(金) 08:17

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

サンフランシスコ・49ersが複数の1巡目指名権をマイアミ・ドルフィンズに送って全体3位指名権を獲得したのは、ほとんどの人々から新たなクオーターバック(QB)を獲得するための動きだと見られているが、QBポジションのアップグレードについて49ersが足を踏み入れたのはそのエリアだけではない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによれば、49ersは現地28日(水)にQBアーロン・ロジャースのトレード可能性についてグリーンベイ・パッカーズに連絡をとっていたという。正式なオファーがあったわけではなく、ある情報元によればパッカーズが現MVPと袂を分かつ可能性は“ゼロ%”だとペリセロは伝えた。

グリーンベイ・パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)であるブライアン・ギュートカンストも今週初め、レポーター陣にロジャースが“今後しばらくの間のわれわれのQB”だと語っている。

ロジャースのトレードがあるとすれば驚天動地の出来事だが、49ersが食指を動かしているのは何もロジャースだけではない。NFLネットワークのイアン・ラポポートは49ersがヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソンの状況も確認していると報じた。また、ロジャースに関する問い合わせはQBを求める49ersにとって初めての動きというわけではなかったようだ。

49ersはその狙いをしっかりと定めてきたが、最近の連絡のとり方からすると、全体3位でQBを獲得しない道も見据えている可能性がある。もしくは、奇跡的なトレードは起こらないことを確認しているだけなのかもしれない。いずれにせよ、今のところチームはこのポジションに満足しておらず、早ければドラフト初日にでもそこにニューフェイスが加わることが予想されるだろう。それが誰なのか、注目だ。

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