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ジャガーズとTEとしてのワークアウトを行った元QBティーボウ

2021年04月30日(金) 08:56

ティム・ティーボウ【AP Photo/John Raoux】

クオーターバック(QB)ティム・ティーボウは1巡目指名選手にはならないと言われていた。しかし、ジョシュ・マクダニエルズはそういった声が間違っていたことを証明した。マクダニエルズ率いるデンバー・ブロンコスから1巡目指名を受けてから10年が経ち、ティーボウは再び返り咲きを果たそうと努力している。

かつてフロリダ大学のスターQBだったティーボウはここ2シーズンにわたってNFLからの関心を引いており、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによればジャクソンビル・ジャガーズでタイトエンドとしてワークアウトを行ったという。少なくとも、ティーボウとの契約に関する話し合いは持たれた模様だ。

ティーボウは2006年に母校をナショナルタイトルへと導き、2008年にも再びトロフィーを獲得。2007年にはハイズマン・トロフィーを勝ち取り、ベン・ヒル・グリフィン・スタジアムに銅像が建っている。そして、今はフロリダ時代のコーチであるアーバン・マイヤーがジャガーズの新ヘッドコーチ(HC)なのだ。

どちらかと言えば、ジャガーズでのワークアウトはマイヤーが元教え子のためにやったことなのだろう。現時点では実に奇妙な状況ながら、33歳のティーボウにとっては有望な一歩だ。

ティーボウのフットボールキャリアは2015年の終わりに幕を閉じた。放送業界で働いた後、2016年から2019年は長年の野球の夢を追いかけてニューヨーク・メッツへ。メッツ傘下のシラキュース・メッツでプレーした後に、2月に野球から引退している。そこでティーボウのアスリートとしてのキャリアは終わるかと思われていた。ワークアウトが報じられた木曜日までは。

ティーボウのポジション変更――5年前ならNFLキャリアを延長していたかもしれない変更――は、競技人生を続けるための最後の賭けなのかもしれない。

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