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ジャガーズが元QBティム・ティーボウとTEとして1年契約の見込み

2021年05月11日(火) 10:32

ティム・ティーボウ【AP Photo/John Raoux】

2021年が始まるときには考えもしなかったことだろう。ティム・ティーボウがNFLに戻ろうとしている。

本当だ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の情報を元に現地10日(月)に伝えたところによれば、ジャクソンビル・ジャガーズがティーボウと1年契約を結ぶ計画だという。この契約は来週頃に公式なものになると見られている。

元クオーターバック(QB)のティーボウはNFLドラフトの前に、ジャガーズとタイトエンド(TE)としてのワークアウトを行っていた。

このポジション変更はスカウトたちが10年以上前に、かつてデンバー・ブロンコスから1巡目指名を受けたQBに求めていたものだ。

ブロンコスで2シーズンを過ごし、先発QBとしてワイルドなゲーム後半での勝利を含めて8勝6敗を記録したティーボウだが、ジョン・エルウェイはそのティーボウをペイトン・マニングと交代させた。元ハイズマン賞受賞者のティーボウは2012年にニューヨーク・ジェッツに移り、ニューイングランド・ペイトリオッツ(2013年)とフィラデルフィア・イーグルス(2015年)でオフシーズンを過ごした後はNFLを去っていた。

放送業界に身を置いた後は野球界へ転身し、ニューヨーク・メッツの傘下で5シーズンを送っている。

ティーボウのフロリダ大学時代のコーチであるアーバン・マイヤーがジャガーズのヘッドコーチ(HC)に就任しており、今回新たにTEとしてのチャンスを得るに至った。

33歳のティーボウはレギュラーシーズンの試合を9年間経験しておらず、フットボールのトレーニングキャンプ参加も2015年のイーグルス時代が最後だった。ロースターに残るのは、控えめに言っても見込み薄というところだろう。

それでも、可能性は存在する。

ジャガーズのTEルームは手薄になっている。ブロッキングTEのクリス・マンハーツを筆頭とし、ルーキーの5巡目指名選手であるルーク・ファレルが多くの仕事を担う可能性がある。その他のメンバーはジェームス・オショーネシー、タイラー・デイビス、ベン・エレフソンだ。ティーボウはそこからNFLキャリアを再開しようと試みることになる。

もう何年も前にポジション変更を受け入れていれば、ティーボウがマイナーリーグベースボールで戦うことはなかったかもしれない。2021年にNFLで仕事を勝ち取ることができるか、見守ろう。

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