ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）は現地12日（水）、2021年にインターナショナルシリーズを復活させ、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで2試合を開催すると発表した。

1試合目はアトランタ・ファルコンズをホームチームに現地10月10日（日）にニューヨーク・ジェッツとの一戦が行われ、翌週の17日（日）にジャクソンビル・ジャガーズがマイアミ・ドルフィンズを迎え撃つことになった。試合はどちらもイギリス時間14時30分（日本時間22時30分）キックオフ予定だ。

NFLのロンドンゲームは2007年から2019年まで13年連続で合計28試合を開催。2020年は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックを受けて全試合がアメリカ国内での開催となったため、今シーズンの試合はNFLが展開する国際的なイニシアチブの継続を象徴するものとなる。

イギリスのファンたちは今年に予定される2試合で、2021年NFLドラフトで最初に指名された2人、トレバー・ローレンス（ジャガーズ）とザック・ウィルソン（ジェッツ）からドルフィンズの才能あふれる若手トゥア・タゴヴァイロアの勇姿を目にすることになる。

NFLエグゼクティブバイスプレジデント（EVP）兼最高戦略および事業成長責任者のクリストファー・ハルピンは「ロンドンに戻り、素晴らしい2試合をもってファンの皆さまを迎えられることをうれしく思っています。これらの試合はわれわれのスポーツとイギリスの強力なファンベースを称えるものになると期待しています」と述べ、次のように続けている。

「この1年、イギリス政府、ロンドン市、および関連する保険期間と緊密に協力しながら試合開催の計画を進めてきました。ワクチン接種の供給を成功させ、スポーツイベントに観客を呼び戻すことに尽力してきた結果、今秋にNFLのフットボール復活の時を迎えられることとなりました。われわれは引き続き、健康と安全を第一に考え、COVID-19の状況を監視し続けながら、今後のCOVID-19に関連する規制や制限を厳守してまいります」

また、イギリスの文化庁長官を務めるオリバー・ダウデン氏はこう話している。

「NFLはイギリスの素晴らしいスポーツカレンダーを彩る常連になっており、今シーズンもロンドンにリーグを迎えられることになり、うれしく思っています。新型コロナウイルスの抑制に向けたイギリスの取り組みと、大規模なスポーツイベントを安全に開催する能力に対する大きな信頼の証だと思っています。われわれのイベント研究プログラムは、スタジアムに戻ってくるファンの安全をテストする上で重要な役割を果たしており、より多くの人々が安全にスポーツのライブ観戦を再開できるよう、われわれの意思決定に反映されることになります」

2021年NFLレギュラーシーズンのスケジュールは日本時間13日（木）9時に発表される予定だ。

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