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足のケガの発見は「すごく運が良かった」とジャイアンツTEルドルフ

2021年07月02日(金) 10:44


カイル・ルドルフ【Evan Pinkus via AP】

ニューヨーク・ジャイアンツは約束を守った。タイトエンド(TE)のカイル・ルドルフもそれに応えるつもりのようだ。

ルドルフは現地30日(水)に、2021年シーズンはビッグアップルでの初めての仕事に向けて万全の状態で復帰するつもりだと話した。これはジャイアンツにとっては朗報であり、今年の春に自ら祝った新しい契約を撤回しなければならないところだったルドルフにとっても明るい未来が開けた。

ルドルフはミネソタ・バイキングスを離れてジャイアンツに移籍するため、2年1,400万ドル(約15億6,200万円)の契約に合意していた。ところが、ジャイアンツの医師による標準的な身体検査でこれまで発見されていなかった足のケガが見つかり、手術を受けることに。この事実が判明したことで契約は一時保留となったが、ルドルフが手術を受けてオフシーズンの活動をすべて休止する中、ジャイアンツは最終的に当初のオファーを守った。

手術後に繰り返していた通り、この先を阻むものは何もないとルドルフは強調した。

ルドルフは「フットボールに関しては、ジャイアンツの組織や関係者が(それを)見つけて、この状況にうまく対応してもらえたことは、すごく運が良かった。俺がシーズンを逃すことなくフットボールができるようにしてくれたんだ」と『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』に述べている。

「現時点で重要なのは一日一日を大切にして、健康になるだけでなく、自分自身を向上させるためにこの機会を活かすこと。健康になることと、NFLの試合に出場できる状態にすることはまったく別ものだ。だから、それを肝に銘じて一日一日を大切にしている」

ジャイアンツとの検査の前には、足に問題があるかもしれないとは考えていなかったとルドルフは説明している。この発見があったからこそ、今シーズンの貴重な出場機会を逃さずに済んだと言える。

だが、その出場機会を確実なものにするには、ルドルフは無理をせずに自分のペースを崩さないようにしなければならない。ヘッドコーチ(HC)のジョー・ジャッジはルドルフのスケジュールについて口を濁しているものの、本人は可能な限り努力をしているようだ。

「毎日、確実に良くなるためにあらゆることをしたいと思っている。それが何であれ、ジョー(ジャッジ)、ジェイソン(ギャレット/攻撃コーディネーター)、リー(ワイス/リハビリテーションディレクター)をはじめとする関係者が決めたことに向けて努力する」とルドルフはコメントしている。

6月あるいは7月にフィールドでの活動を開始してから問題が明らかになるのではなく、幸運にも3月に足の手術を受けることができた31歳のルドルフにとっては、タイミングがすべてだったのかもしれない。回復とリハビリのためにより時間が取れれば、ルドルフは遅れを取らずに新しいチームに慣れることができるだろう。

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