ヒューストン・テキサンズは今――そして、ここしばらくの間は――スターQB（クオーターバック）のデショーン・ワトソンのトレードに前向きに耳を傾けている。『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが現地26日（月）に報じた。

複数の情報元が、ワトソンほどの技量の選手の価格は高く、また、そうあるべきだと話している。ペリセロによれば、少なくとも3巡目指名権が3つ必要であり、それ以上を要するとのことだ。

日曜日にトレーニングキャンプの現場に到着した際、ワトソンは敬意ある態度だったものの、その振る舞いにはヒューストンにいたくないという意思が見えた。問題はテキサンズがワトソンを放出するだけの大型のオファーを進めるチームがあるかという点だ。ワトソンはまた、ノートレード条項を放棄しなければならない。

関心を持つチームはワトソンの法的状況についての課題をクリアしている。マッサージ中の性的暴行と不品行で3月から4月に22件の民事訴訟を起こされたワトソンはNFLと警察の調べを受けており、NFLに関してはワトソンをコミッショナーの除外リストには置いていない。また、民事の訴えの裁判が今年行われる見込みはない。その点について問題を感じないチームであれば、これはNFLでも最高の若手QBの一人を獲得するまれなチャンスだ。

昨シーズン、ワトソンはテキサンズで4,823ヤードを投げ、タッチダウンパス33回を記録。インターセプトは7回にとどめた。クレムソン大学出身のワトソンはこれまでの4シーズンで3度プロボウルに選ばれている。

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