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ライオンズとのシーズン初戦でDEボサの「活躍に期待」する49ersのシャナハンHC

2021年09月05日(日) 06:40

サンフランシスコ・49ersのニック・ボサ【NFL】

サンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂により、2020年の2試合でわずか67回のプレーに参加しただけでシーズンを終えた。守備部門の年間最優秀新人賞に選ばれたこともあるニック・ボサはそれ以来、試合に出場していない。

ニック・ボサはプレシーズンの全日程を欠席したが、ケガの状態は良好で、シーズン第1週のデトロイト・ライオンズ戦で十分に出場する準備はできていると49ersのカイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)は『KNBR』に話している。

『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』によると、シャナハンHCは「(ボサの)活躍を期待している。つまり、ずっと計画通りに動いてきた彼は、大きなケガから立ち直り、当初から予定よりも早く回復している。そして、2週間の練習ではかなりハードな練習にも励んできた」と話し、次のように続けたという。

「プレシーズンゲームでボサを出場させなかったのはそれほど難しい判断ではなかった。ボサはここでの1年目を含め、どのプレシーズンゲームにも出場したことがないが、ルーキーとしてかなり良い働きをしたと思う」

ニック・ボサはルーキーイヤーにサック9回、タックル47回を記録し、49ersのポストシーズン進出の立役者となりつつ、プロボウルに選出される栄誉を得た。エッジラッシャーのニック・ボサはスーパーボウルの期間中、フィールド上で最も優れた選手であり、もしも49ersがカンザスシティ・チーフスを下していれば、最優秀選手賞のトロフィーを手にする可能性もあった。

昨季の49ersはニック・ボサ不在で戦うことがどういった状態かを学んだ。当然、チームにとって良いことではない。一方の明るい面を見ると、ACLを断裂したのが昨年9月20日だったこともあり、今季は万全な状態で余裕を持って復帰することができる。

ニック・ボサが開幕前に調子を取り戻せるかどうかについて、シャナハンHCは心配する素振りを見せていない。

「ニックは私がこれまでに見てきたどの選手よりもフィールドの内外で準備をしている。だから、彼がこの状態のままで第1週にはニック・ボサとして活躍してくれることを期待している」とシャナハンHCは語った。

シャナハンHCによれば、ニック・ボサの反対側でプレーするアウトラインバッカー(OLB)ディー・フォードがようやく本調子になったようだ。30歳のフォードは2019年に5試合を欠場した後、昨年はわずか1試合しか出場していない。

シャナハンHCはフォードについて次のように語っている。

「フォードはオフシーズン中、ずっとここにいた。正しいことをたくさんしている。トレーニングキャンプに入るまで確信が持てなかったが、私たちはフォードを徐々に参加させ、彼もまた毎日しっかりと姿を見せた。今年のキャンプでは昨年よりも多くのことを学び、練習では見事な姿を見せてくれた」

「つまり、今までの希望がより現実味を帯びてきている。フィールド上の彼の姿はディー・フォードそのものだからだ。昨年の今頃のキャンプでは、そんな風に見えなかった。ひたすら耐えているようだった。今、彼は新鮮で、良い表情をしていて、気分も良さそうだ。この調子でシーズンを通して活躍してくれることを期待している」

「しかし、今現在、自分たちの視点で物事を見ているから希望以上のものが見えている」

ニック・ボサとフォードが2021年シーズンを通して好調であれば、49ersのディフェンスは再び破壊的な強さを発揮するだろう。

【RA】