ペイトリオッツQBジョーンズは「新人だけどベテランのようにプレーする」とCBジャクソン
2021年09月05日(日) 06:45キャンプやプレシーズンでの目覚ましい成長により、マック・ジョーンズはニューイングランド・ペイトリオッツの先発クオーターバック(QB)の座を手に入れた。新人のジョーンズはポケットの中での冷静さやオフェンスの知識、分配する能力を見せ、チームは自信を持って彼にシーズン初戦の先発を任せている。
トレーニングキャンプを通してジョーンズの進化を最もよく見ていたのは、毎日の練習でジョーンズと向き合っていたディフェンシブバック(DB)のメンバーかもしれない。キャム・ニュートンが放出され、ジョーンズが先発を担うようになってから、ペイトリオッツのスカウティングレポートは輝きを放っていた。
『Masslive.com』によると、コーナーバック(CB)のJ.C.ジャクソンは「マック・ジョーンズ、やつが中心になる。ジョーンズはルーキーなのにベテランみたいにプレーする。ディフェンスの読み方とか、ポケットの中でのステップアップの仕方、ボールの出し方も初めて見たときより上達している」と語ったという。
同じくコーナーバックのジェイレン・ミルズはジョーンズのオフェンスを動かす能力は現段階のどの新人よりも先んじていると言及し、次のように話した。
「オフェンスがプレーコールを受けているとき、動きがあるかもしれないし、ブリッツかもしれないと尻込みすることもある。そのときにジョーンズがスクリメージラインまで行って違うタイプの確認をすることが最大のポイントだと思う。これは若い選手だけじゃなくて、全クオーターバックに求められることだ」
「判断に基づき、ジョーンズはディフェンスがある方法で攻撃してくるのを察知すると自分がより良いポジションを取れるようなプレーにするためにオフェンス全体を変えるんだ」
ジョーンズのベテランに匹敵する司令塔としての能力が、昨シーズン苦戦したユニットを一気に進化させるとペイトリオッツは確信している。チームはジョーンズのおかげで攻撃コーディネーター(OC)のジョシュ・マクダニエルズが好む形で攻撃を展開することができる。プレシーズンにおけるジョーンズのポケットの中での振る舞いと、ヒットを受けながらもパスを送る能力は印象的だった。
どのポジションの新人にも当てはまるように、途中で壁にぶつかることはあるだろう。しかしながら、先発QBの座を勝ち取り、その過程で見せた知性に自信を持つジョーンズにとって、この舞台はふさわしいと言えよう。
【RA】