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パッカーズと別れていたら49ersが最有力候補だったとQBロジャース

2021年09月27日(月) 11:15

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはサンデーナイトフットボールにグリーンベイ・パッカーズの一員として出場している。今では当然のことだが、このオフシーズン中はそうなるかは定かでなかった。

対戦相手がサンフランシスコ・49ersであることは注目に値する。今年のオフシーズン、ロジャースがフロントオフィスへの不満などからパッカーズを離れることを検討していたとき、49ersは彼にとって重要な存在だったからだ。

情報筋によれば、ロジャースの新天地として49ersが最有力候補だったとのことだ。49ersがパッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーに電話したのは、ロジャースがその気になっているという情報を得たからだという。

実際、ラフルアーHCは49ersのカイル・シャナハンHCと話しているが、トレードの話が持ち上がるや否やその可能性は打ち切られている。これは49ersがトレードアップして全体3位指名でQBトレイ・ランスを獲得する前のことだ。

ロジャースが契約の再交渉で金額が最も重要な要素でないことを示したのを考えれば、例えば、彼が何らかの形で無制限のフリーエージェント(FA)になっていたら、49ersが彼の居場所になっていたことだろう。

だからこそ今週、ロジャースは「49ersが自分をトレードすると思うか」と聞かれた際にその可能性を考えたことを認めた。「何でも可能だと思っていた時があった。それは確かだ。可能性の高いものとしてではないが」と答えている。

49ersはロジャースをドラフト指名するだろうと思われながらしなかった地元のチームというだけでなく、今度はロジャースが行きたくても行けなかったチームにもなった。

もちろん、49ersだけがロジャースに興味を持っていたわけではなく、彼が行く可能性のあったチームも49ersだけではなかった。49ersがランスをドラフトした後に移籍先として浮上したデンバー・ブロンコスは、ロジャースのためにいくつかの有力なドラフト指名権を提供しただろう。ロジャースもまたそれを喜んで受けたに違いないが、49ers同様にそれは実現しなかった。

その結果、ロジャースは新しい契約を結んでパッカーズでもう1年過ごすことになった。

【R】