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背部の負傷に対処中のレイブンズQBジャクソン、パッドを増やすのは拒否

2021年10月08日(金) 11:51


ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Jack Dempsey】

ラマー・ジャクソンの名が2021年シーズンの故障報告に登場したのは一度だけではない。しかし、身体的な不具合で掲載されたのは1回だけだ。

最終的にボルティモア・レイブンズが勝利を決めたシーズン第4週の試合の中で、ジャクソンの背部に問題が発生した。その問題によってレイブンズのクオーターバック(QB)であるジャクソンは練習時間を失っており、報道陣から第5週の試合で追加のパッドを装着するか質問されている。

重くなるかもしれない余計なアーマーは着用したくない。それがジャクソンの答えだ。

「余計なパッドとか、そういうものをつければ、トランスフォーマーみたいになっちまう」とジャクソンは『ESPN』のジェイミソン・ヘンズリーに語った。

「スローダウンしたくない。だけど、俺たちはリーグのQB全員を守るべきだって思ってる。俺だけじゃなくてな」

これまで、ジャクソンの背中にはもろさがあった。その危険なまでの稼働性がヒットを余計に受ける可能性を高めていることを考えれば、特にそう言える。プロテクターを増やすことに意味はあるだろう。そうすることで、ひいてはジャクソンがトレードマークになっているスタイルでプレーし続けることができるのだ。

追加のパッドを着用しないならば、背部の状態や今後それがどう影響するかについての疑問が続くのも無理はないだろう。実際、ジャクソンは練習時間を失っている。ジャクソンにとっては、時に他の選手以上に重要になる練習時間をだ。

だが、ジャクソンは心配ないと言う。

「背中の痛みがなければ、先週は練習していただろう」と話すジャクソンは次のように続けている。

「それで、次の日には俺のトレーニングスタッフが背中を考えて参加してほしくないってことだったから、俺の動きとかには問題なくて、それがあの日に俺が不参加だった理由だ。その影響は全然なかったと思う。参加しなかったおかげで背中の回復が早くなっているし、痛みは消えているから、パフォーマンスを発揮できる」

ジャクソンはたしかに、シーズン第4週に好パフォーマンスを見せていた。レイブンズがブロンコスに勝利した試合で、ジャクソンはパス37回中22回成功、316ヤードを記録している。さらに、キャリー7回で28ヤードもマークした。

レイブンズのチャンスはジャクソンのプレー能力にかかっているため、ジャクソンの健康状態はしばらく話題になりそうだ。ジャクソンは装具を追加することではなく、捉えどころのなさでチャンスを切り拓こうとしている。いずれにせよ、ディフェンダーがジャクソンにフリーショットを仕掛ける機会はそうそうないだろう。

仮に、パッドが少ないことでその特性を維持できるなら、そうすればよい。ジャクソンは自己流を貫くだろう。たとえそれによって、何度か各週の故障報告に名前が載ることになろうとも。

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