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レイダースHCグルーデンが2011年のメールについて謝罪

2021年10月11日(月) 12:06

ラスベガス・レイダースのジョン・グルーデン【AP Photo/Rick Scuteri】

現地10日(日)、ラスベガス・レイダースのヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンが2011年に送信したEメールについて謝罪した。NFL選手会(NFLPA)エグゼクティブディレクターのデュモーリス・スミスについて、グルーデンHCが2011年にメール内で人種差別的な比喩表現を使ったと『The Wall Street Journal(ウオール・ストリート・ジャーナル)』が先週金曜日に報じている。

レイダースがシカゴ・ベアーズに20対9で敗れた試合の後、グルーデンHCは「私に言えるのは、自分は人種差別主義者ではないということだけだ」と述べた。

「私がどれほど気落ちしていることか、言葉にすることはできない。改めてデュ・スミスに謝罪するものの、私は自分が何者であるか、そして、人生を通して何をしてきたかについて満足している。無神経なコメントについては謝罪する。こういった発言の中で、私には人種差別的な意図はまったくなかった。しかし・・・そう、そのように受け取られる可能性もある。私にはまったくそんなつもりはない。謝罪はするが、このことに今後も続けて触れていく気はない」

グルーデンが2011年にワシントン・レッドスキンズ(現ワシントン・フットボール・チーム)社長だったブルース・アレンに送ったメールの中で、黒人であるスミスについて“ダンボリス・スミスの唇はミシュランタイヤの大きさ”とつづったと金曜日に報じられていた。

NFLとレイダースオーナーのマーク・デービスは金曜日の午後にグルーデンの発言についての声明を発行。グルーデンは日曜日、問題のメールについてリーグオフィスとのやりとりはないものの“今後数日で事態がどうなるか見守る”と報道陣に話している。

何らかの事態が起こると予測しているか問われたグルーデンHCは「今日、そういった質問に答えるつもりはない。私はもう、これについては説明したと思う。10年や12年前のやりとりについてはあまり覚えていないが、私はここで、全員の前で謝罪している。私の中に人種差別主義はかけらもない。私は皆をまとめて率いていくことに誇りを持っている人間であり、これからの生涯でもそれを続けていく。改めてデュ・スミスに謝罪するとともに、私が傷つけた人々全員に謝罪する」と答えた。

レイダースのランニングバック(RB)であり、黒人であるジョシュ・ジェイコブスは、グルーデンHCが報道の前にチームに対して説明を行ったと話した。

「彼はチームミーティングを開いて、なぜこういう状況になったかや、そういったことすべてについて説明した」と言うジェイコブスはこう続けている。

「俺はもう3年、彼と一緒にやってきた。彼について、そういうタイプのことを感じたことはない。彼が俺にそういう態度を取ったこともない。結局のところ、彼が言ったことは彼の言ったことでもある。だが、俺は彼を確かに信頼している。10年前のことだ。人は成長するもんさ」

同じく黒人の選手であるレイダースのディフェンシブエンド(DE)ヤニック・エンガーコエは、試合後に現状についてのコメントを拒絶した。

クオーターバック(QB)デレック・カーは報道陣に対して、メールについてチームと話し合ったときにグルーデンHCは“率直”で“正直”だったとし、そのメッセージは過去の過ちから学ぶことだったと話している。

3勝2敗のレイダースはシーズン第6週にデンバー・ブロンコスと相手のホームで対戦することになっている。

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