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レイダースが元1巡目指名のCBアーネットをリリース

2021年11月09日(火) 11:09


ラスベガス・レイダースのデイモン・アーネット【Ryan Kang via AP】

ラスベガス・レイダースはまた一人、フィールド外で問題を起こした元1巡目指名の選手と関係を断つことになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによれば、レイダースはコーナーバック(CB)のデイモン・アーネットをリリースするとのことだ。ジェネラルマネジャー(GM)のマイク・メイヨックが現地8日(月)の夕方にこの動きを認めた。

今回のリリースは、週末にかけて話題になったアーネットの動画が原因となっている。その動画ではアーネットが銃を振り回して誰かを殺すと脅している様子が映っている。

メイヨックGMは「非常につらい決断だ」と『ESPN』に話した。「われわれは彼の人生のあらゆる面を支えようとして多大な時間と努力、リソースを費やしてきた。だが、デイモンが銃を手に誰かの命を奪うと脅している映像を支持することはできない」

オハイオ州立大学から2020年に全体19位で指名されたアーネットはシーズン第4週から故障者リザーブ(IR)に置かれており、負傷前のプレーも限られていた。2シーズンでわずか13試合の出場と合計3回のパスディフェンスを記録して、アーネットはレイダースでのキャリアを終了する。

メイヨックGMはドラフト前にアーネットに関して「重大な懸念」があったことを認めており、「明らかにわれわれは失敗した。それは100%私の責任だ」と『ESPN』に述べている。

さらに、アーネットが2020年10月14日にひき逃げ事件を起こして女性に身体的危害を加えたとする訴訟が2021年10月に提出されるなど、アーネットは複数の訴訟を抱えているとも報じられている。当時アーネットはチーム施設でのミーティングに遅れていたため事故後に現場から逃走し、そのまま目的地に向かったという。

2件目の訴訟ではアーネットがラスベガスの『Aria Hotel & Casino(アリアホテル&カジノ)』で係員と口論になった際に係員に唾を吐きかけ、胸を突いたことで訴えられている。

今回のアーネットのリリースの前には、酒気帯び運転による死亡事故と危険運転の重罪に問われている元1巡目指名のワイドレシーバー(WR)ヘンリー・ラッグス三世が解雇されていた。

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