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古巣ファルコンズではなく現チームの守備陣向上に集中するカウボーイズDCクイン

2021年11月09日(火) 13:28


ダラス・カウボーイズのダン・クイン【AP Photo/Ron Jenkins】

ダン・クインは5年以上にわたってアトランタ・ファルコンズのヘッドコーチ(HC)としてキャリアを積んできた。

現在はダラス・カウボーイズの守備コーディネーター(DC)を務めているが、クインのチームは現地7日(日)に開催されたデンバー・ブロンコス戦で今季最多14回のタックルミスを喫している。

クインDCはシーズン第10週に元チームと再会することよりも、これらのタックルミスやその他の仕事に集中したいとして、月曜日の記者会見で次のように述べた。

「私が思うに、第一にあの場所には素晴らしい思い出があり、これからもそうだろう。あの場所で私たちは本当に素晴らしいことをたくさん成し遂げたし、そこでの終わり方とは裏腹に、素晴らしいことはたくさんあったと思う。これは大事な宣言だと思う。(ファルコンズのオーナーである)アーサー(ブランク)が私に機会を与えてくれたこと、そして指導してきたすべての選手たちに、これからもずっと感謝している。しかし、昨日のパフォーマンスを見れば、思い出話に花を咲かせている場合ではないし、私たちは何かを修正しないといけないようだ。私は自分のいるべき場所にいて、全力で取り組み、今、指導しているチームのことを心配している」

これまで6連勝していたダラスはデンバーに30対16で敗れた。この30点はシーズン開幕戦(31対29)でタンパベイ・バッカニアーズに敗れて以来、ディフェンスが相手に与えた最多得点だ。カウボーイズはテイクアウェイ0回で、今季初めて30得点を挙げたブロンコスに407ヤードの攻撃を許している。

シーズン第9週のディフェンスはリーグ全体で19位、スコアリングディフェンスでは16位と、昨季の軟弱な守備陣を立て直したクインDCのこれまでの仕事ぶりを象徴するようなものではなかった。いずれの順位も素晴らしいとは言えないが、1シーズン前からの改善点は多く、ミネソタ・バイキングスに勝利したシーズン第8週では16点しか与えずに勝利を収めている。

ニューオーリンズ・セインツに逆転勝ちしたファルコンズを抑えるためには、クインDCとそのチームにはやるべきことがある。

このように、クインDCは断固として前を見て、悪い方向には向かわないようにしている。彼はかなり前からこういうアプローチをしてきた。

「私はそうした。そうしたんだ。そして、ここへ来て、また新たなスタートを切った」とクインDC。

クインDCはファルコンズに在籍していた5年間に43勝42敗を記録し、第51回スーパーボウルに出場したことで注目を集めたが、2018年シーズンと2019年シーズンでどちらも7勝9敗を記録した後、2020年シーズンは0勝5敗でスタートを切ったことを受けて彼のファルコンズ時代は幕を閉じた。

クインDCは今シーズン、6勝2敗のスタートを切っているカウボーイズでその潜在能力を引き出す立役者となっている。そして、日曜日に本拠地で行われるファルコンズ戦では、クインDCは自分がいるべき場所にいることを実感するだろう。

クインDCは「これが私のチームであり、一緒にいる人たちだ。これが私のクルーだ。すでに話したように、思い出はいつでも思い出すが、私は自分のいるべき場所にいる」と話した。

【RA】