WRオデル・ベッカムがウェイバーをクリアしてフリーエージェントに
2021年11月10日(水) 08:40ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが8年のNFLキャリアで初めて、フリーエージェントになった。
クリーブランド・ブラウンズによってリリースされてから1日、ベッカムがウェイバーをクリアし、自分が選ぶどのチームとも契約できる状態になっている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが伝えた。
土曜日にブラウンズとリリースについて合意に至ったベッカムは、現地8日(月)に正式にウェイバーにかけられた。この合意によってベッカムが望んでいたリリースが実現すると同時に、ブラウンズはベッカムがクレームされなかった場合に支出とサラリーキャップを抑えることができるようになっている。
『NFLネットワーク』のイアン・ラポポートが報じたところによれば、ベッカムをクレームするには2021年の残る契約分である725万ドルというコストがかかる(ブラウンズの負担分はなし)ことになっていた。今、ベッカムがウェイバーをクリアした場合の合意内容に従い、ブラウンズが支払う必要があるのは425万ドルとなっている。
今回の合意に至ったのは土曜日のことだったが、ベッカムの父がソーシャルメディア上でクリーブランド離脱を求めるような投稿を行ったにもかかわらず、トレード期限前に取引が成立しなかった時点から、ベッカムの進退をめぐる空騒ぎは始まっていた。ブラウンズがベッカムの練習を“免除”した後、金曜日になって両者はリリースに合意している。
ベッカムに別れを告げたブラウンズは日曜日に前進し、シンシナティ・ベンガルズを相手に大勝利を挙げた。
29歳のベッカムにとっても前へ進むときだ。ニューヨークとクリーブランドでの時間が祝福ムードのない別離で終わった今、ベッカムは自分自身と未来のチームが望む方向へと進んでいこうとしている。
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