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ワシントンDEチェイス・ヤングがACL断裂でシーズン終了

2021年11月16日(火) 09:06


チェイス・ヤング【AP Photo/Terrance Williams】

昨年の守備部門新人賞に輝いたワシントン・フットボール・チームのディフェンシブエンド(DE)チェイス・ヤングが2年目のシーズンを最後まで戦うことはない。

ワシントンのヘッドコーチ(HC)であるロン・リベラが現地15日(月)に明かしたところによれば、日曜日にタンパベイ・バッカニアーズを29対19で下した試合で足を負傷したヤングは、今季の残る試合を逃すことになるという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはヤングがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したと伝えている。

ヤングは第2クオーター中盤にバッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディにラッシュを試みた際、レフトタックル(LT)ドノバン・スミスに倒された。トレーナーの助けを借りながら歩いてロッカールームに向かったヤングが試合に戻ってくることはなかった。ヤングが離脱した時点でワシントンは13対0でリードしており、そのままスリリングな番狂わせの勝利をものにしている。

プロボウルに選ばれたヤングのシーズン絶望の負傷は、ワシントンの今季最も見事で完璧な勝利に落胆をもたらした。ワシントンが切り抜けなければならない大きな負傷はヤングの件だけではない。ラポポートは日曜日に、シーズン第1週に股関節を亜脱臼したQBライアン・フィッツパトリックが今季に戻ってくる見込みはないと伝えた。ヤングと並ぶフロントセブンのスターであるモンテス・スウェットも顎骨の骨折で故障者リザーブ(IR)になっており、少なくとも2週間以上離脱することになる。

リベラHCは月曜日に、ヤングやスウェットがもたらしていたパスラッシュを補完すべく、ケイシー・トゥーヒル、ジェイムズ・スミス・ウィリアムズ、ブンミ・ロティーミ、シャカ・トーニーの役割が増えると話した。

3勝6敗でまだワイルドカードの可能性があるワシントンとしては、ヤングに代わる存在としてあらゆる助力を必要としている。

輝かしいプロ初シーズン――サック7.5回、QBヒット12回、フォースドファンブル4回、ファンブルリカバリー3回、タッチダウン1回――に続き、2021年の9試合で見事とは言えないまでも堅実な成績を残してきたヤング。元全体2位指名選手であるヤングは、サック1.5回、QBヒット4回、フォースドファンブル2回、そして最も不運なシーズン絶望の負傷1回で2021年シーズンを終えている。

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